手紙110円、はがき85円
来秋にも30年ぶりの値上げ
という大きな見出し。
郵便物の減少や人件費、燃料費などの高騰で郵便事業が赤字
これが今回の値上げの理由です。
手紙は増税などの事情を除くと
なんと1994年ぶりの値上げ 🙁
そんなに長い間金額が据え置かれていた…
これにも驚きですが。
郵便物の土日配達の配信などの
業務効率化などの工夫をしたものの
今後益々郵便物は減ると予想しているとか
さて郵便料金の値上げとなると影響が大きいのは我々印刷業界。
ただでさえ、請求書や書類などが電子化していることに
益々拍車をかけることは言うまだもありません 🙁
おりしも年賀状の準備をする季節
年賀状の発行枚数のピークは2003年の44.6億枚
今年の正月は16.8億枚
この年末には会社関係から
虚礼廃止の理由で年賀状を取りやめる
というお知らせもいくつか届いています。
ところが中には
SDGsの観点でと書かれているものも 😥
個人的にはSDGsを理由にはして欲しくはありません。
なんか取ってつけた感があって 😡
ただいたずらに年賀状を出す時代でもないとも思っています。
どうせ出すなら企業のこだわりを出したい…
という事で印刷業界でも様々な工夫をしています。
➡ 特殊印刷を手掛ける会社さんはその技術を使ったり
➡ 映像や動画を手掛ける会社はQRで動画を埋め込んだり
そして素材にこだわる…
例えばバナナペーパー
一年草のバナナは実がなると茎は捨てられてしまいます
その茎を日本の和紙技術で作った下記の二種類のバナナペーパー
ベッドリネンなどの布製品を回収し
そのコットン繊維を配合した
サーキュラーコットンペーパー
コットンの風合いです。
こうした素材を使って
会社の環境に対するメッセージを伝えることだって可能です。
今年のSDGs Aichi EXPOにて
という事で先のSDGsを理由に年賀状を取りやめる
という理由は賛同できません。
SDGsに関わることはできますから。
虚礼廃止で辞めます
と率直に伝えれば良いと個人的に思っています。
とはいえ、減っていくことに変わりはない
であれば使ってもらえる意味を伝えていく
ことも、我々印刷会社が伝えられる差別化です。
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