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どんな手段で、どこを目指すか、そして誰と手を携えるか

仕事観

伝統的工芸品が一堂に並んだ

職手継祭が無事に終了しました。

 

中部地方だけでも伝統工芸がこれだけあるんだ

ということを改めた感じた時間です。

 

お陰様で大盛況 😉

 

ところでやはり気になるのは地元の伝統工芸。

 

その中で印象的だったのは名古屋仏壇です。

 

地域ブランドとしての名古屋仏壇

 

組合が定めた実施既定の基準を満たしていることが条件です。

細かくは以下のサイトで

名古屋仏壇とは
最近、海外や国内の他産地でコピーされた『名古屋型仏壇』が販売されていますが、これは当組合が認めた物ではございません。 名古屋仏壇は安心・信頼の「名古屋仏壇商工協同組合」正規加盟店からお買い求めください。 【販売店の方へ】名古屋仏壇の名称使用

 

名古屋仏壇は330年近くの歴史

彫刻や金や箔置きなどの八部門が関わっているといいます。

 

詳しくは匠の技というサイトを

匠の技
厳選された木材を乾燥して使用し、木材で仏壇の本体を作ります。本体は洗濯・修理のための解体、組み立てが容易に出来るようにホゾ組という技法で作られています。ここでの仕事が、仏壇の仕上がりの質に大きく影響します。 荘厳は名古屋仏壇の顔ともいえる部

そのうちの一人塗師の方が出していたのがこちらです。

いくら伝統技術を継承しているものの仏壇も小型化し

重厚感のあるものは需要が少なくなりました。

 

そこで漆器が好きな人のために

漆に触れる機会をと始めたそうです。

 

 

ガラスの破片を漆で繋ぎ、凹凸のないように研磨。

 

これを25回を繰り返すそうです。

 

漆も三つの塗り色

 

漆職人としての技術を新たな道に活かす

伝統工芸の技術を守ろうとする思いが商品からも伝わりました。

 

さて、それと同じ土俵に上がるのははばかられますが

我々印刷業界も自分たちの技術を活かすために

新たな販路を見つけることが必須です。

 

今までと同じ紙媒体を中心とした

印刷需要の減少は避けられません。

 

とはいえ先の漆のような技術的なものでの差別化も

よほど特殊なものでない限り難しいようです。

 

ただ先の漆と共通すること…

 

ノウハウやハウツーでは得ることのできない

時間をかけて繰り返しトライすることから得られるのでは…

 

あらためて今回の伝統工芸品の数々を見て感じました。

 

生成AIの登場はこれからあらゆる時短を実現します。

 

だからこそ時間とは別の軸で時間をかけることが

企業の差別化では‥‥。

 

理念や志を意味するパーパスがこれからより大事になってきます。

 

どんな手段で 何を目指すか そして 誰と手を携えるか

 

先が見えないからこそのこれからのキーワードです。


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