出張先ではなるべく公共交通機関を使うことにしています。
市電に乗るとその土地の雰囲気を感じます。
タクシーで移動は便利ですが
点から点への移動は街の雰囲気が感じられないからです。
一昨日から広島に出張中です。
何度も訪れてはいるものの
宮島などの観光地に足を運ぶことはあっても
市内をゆっくりと歩くことは意外にありません。
あらためて市内を歩くと
名古屋の地下鉄並みに本数が多いのに驚きます。
乗り遅れてもすぐに次の市電が到着。
待つこともなく次の市電がきます。
名古屋では見かけない市電ですが、
ご覧のような複数編成も。
これだけ頻繁に乗れる状況であれば
地上で乗り降りできるだけにかえって便利です。
熊本でも高知でも市電は利用しましたが
いずれもちょうどその土地の人口にあった乗り物のようです。
もう一つはなるべく街を歩く事にしています。
街の掲示板を見てもその街らしさがあります。
2019年にリニューアルされた平和記念資料館は
デジタル技術を駆使して見やすくなっていました。
とくに原爆投下時の街が消えていく様子はリアルに再現
また以前にもまして家族をはじめとする
人に焦点を充てた企画
原爆の悲惨さをビジュアルだけではなく
人の営みにスポットを充てている展示が印象的でした。
小中高の修学旅行生をはじめ
学生のゼミ生や外国人観光客
街中も含めて多くの人の往来する様は
ようやくコロナが開け人の移動を実感します。
ミステリーという勿れの舞台となった県立美術館
原爆で崩壊し当時の趣を残し再建された広島城
来年二月にこけら落としとなるサンフレッチェ広島の
新サッカースタジアム。
近代的な東京や大阪の街並みより
市電を挟んで人が往来する街の方が活気を感じます。
古いものと新しいものの共存が
これからのキーワード。
加えて今日からクライマックスシリーズ(CS)がスタート。
街の活気はこのCSも要因かも。
名古屋の街はこの景色を見るのは当分先のようです。
訪れるたびに進化を感じる広島。
地方都市…なんて言葉は失礼ですね。
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