能は今から1300年前に中国から伝わった
能面や面という仮面をつけて劇を行うもの
多くは物語や神話を題材とか
対して狂言は650年前の芸能
面を付けない直面(ひためん)と
呼ばれるもので喜劇が主流
昨日名古屋城本丸薪能を楽しませてもらいました。
といっても一昨日の中秋の名月とは打って変わり
夕方から怪しい雲行き
天気予報も間違いなく雨が降るという予報 🙁
案の定、本丸での演技は中止となり
名古屋能楽堂に
以前、奈良興福寺の猿沢の池で薪能を鑑賞しただけに
薪能はやはり外だよねぇ 😥
なんですが衣装や鼓といった楽器を考えると
雨の中ではできません 🙁
さて、いつ鑑賞しても能は難しいのです。
歌舞伎のような音声案内がありません。
事前にプログラムを読んでいても
実際の演目では言葉が難解でやはり難しい 😥
途中の演目にあった狂言は
いつ見ても表情もリアルで、言葉もなんとなく分かるので
見ていても理解ができます。
ところで昨日最後の演目は「石橋」大獅子
誰もが一度はこの絵を見られたことがあるかと思います。
いやあ、迫力があります。
圧巻だったのはあれだけの衣装を身につけながら
飛んだら跳ねたり、空中で一回転したり
何よりも皆さん共通だったのは
中腰で膝を曲げながらの移動
演者の一人は自身と同世代 😯
膝痛に悩む僕にはとても真似ができません。
さて、間という言葉があります。
演目がスタートして静かな舞台
〇演者が出てくるまでの間
〇お互いの所作の間
〇鼓同士の叩くタイミングの間
実に息が合っています。
この間がピッタリ合うことで
見ている方は実に気持ちよく演目の世界に入れるものです。
普段の仕事でもこの間が良い時を意識します。
間がピッタリと合うことで、
全体として息のあった仕事に 😉
その結果、出来上がりだけでなく、
相手や周りに与える印象も良いものに 😉
昨日は一つ一つの所作が集合して全体として息の合う空間を体験
良いものを見せてもらいました。
間が良いとは、
相手の動きや所作、表情を互いに見ていること
努めたいと感じます。
古典芸能の良さはこの間にあるのですね。
ところで舞台も終了し外へ出たら空には月
外でやれたのに…と家人 😥
本丸御殿と名古屋城をバックにした舞台
来年はこそはぜひ・・
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