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新たな気づき

「二年かけて社員全員を巻き込んで会社のあるべき姿を明確にしていく作業をしている」とある社長さんからそんな話を聞く機会がありました。
この社長、私よりも一回り近く若い方ですが創業社長です。業績も順調に伸ばしており、一昔前ならまさにイケイケの戦略や戦術話に話が咲くところですが、この社長に限って言えばそんな話は全くの無縁。
社員の為に会社はどうあるべきか…それを真剣に考えているのです。そして話をするその表情は真剣そのもの。思わずノートを出していろいろと聞く事になりました。
「自身の会社の良いところは明確か。」「そのいいところは社員と共有しているのか。」「もっといえば自身が働きたいと思う会社か。」思わずうーんと考えてしまうこの言葉。
上京の度にお客様の訪問とは別にこうして会社の社長と会う事にしています。経営は成功だけでなく失敗の繰り返し。業種が異なる事で経営のかじ取りも変わります。研修やセミナーにはない生の声を聞く事ができます。そこには同業種に限らず異業種の、そして年齢の上下も関係ない経営に対する考え方がわかります。
聞く事を通して自身の刺激にしています。そして自身の企業との比較をし、当社が良いところ、逆に足りないところを気づくようにしています。
こうした行動はトップの仕事ですが、実は今後は社員にもそういった機会を増やそうと思っています。他流試合は社員にも良い刺激となります。社長とは違った社員同士の会話で気づく事も数多くあるのだと思います。
昨今、盛んに言われる社員教育。前向きな会社の社長に共通することは外部との接点を社員にも与えています。「情報の独り占め」はトップにありがちなこと。であれば「他流試合」と称して社員にそういった機会を提供していく事も会社の務めだと感じています。
「自身が働きたいと思う会社でしょうか。」ハッとしたこの言葉。またひとつ今回も新たな気づきがありました。


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