昨日は石川県印刷工業組合設立110周年の記念式典に出席させていただきました。
110年の歩みの動画を拝見しましたが、
すでに明治の頃から業界団体としての活動がスタート。
いくつもの組合の名称が変わりながら
長い時を刻んで今があります。
時々の先人たちの思いが今につながっていることを改めて感じる動画でした。
さて、今回の目玉はなんといっても
次世代を担う若手経営者、後継者の皆さんによるパネルディスカッション。
題して
どうする石川の印刷人
長い歴史のある石川の印刷を
どう継承していくか。
それぞれの会社の立場でお話を聞くことができました。
➡ 先代の培ってきた出版を、
私設図書館を作りコミュニケーションの場作りとして受け継いで行く者
➡ こよなく印刷を愛し、
印刷にまつわる仕事を取り込んで印刷を深掘りしていく者
➡ マネタイズが難しい環境配慮を推進し、
環境にまつわる活動を通じて事業展開を考える者
➡ SNSを使い、地元のサッカーチームを応援を通して、
情報発信業を通して事業を展開する者
共通するのは
いまにとどまらない思い
長い歴史のある業界の先人たちも、
その時々で今にとどまらない思いで事業を推進してきました。
印刷業界はデジタル化により
今までの延長上のビジネスモデルとはいかなくなりました。
デジタルトランスフォーメーション(DX)
という新たなプラットフォームを模索中
とはいえ結局それを使いこなしみらいを創り上げていくのは、経営を預かるトップ。
➡ 課題解決が印刷産業の使命
➡ 安心を繋いでいくのが印刷屋の仕事
➡ 応援して人々の想いを実現していく推し活業
➡ 地域社会に貢献する一端を、環境配慮で支える新たな形がこれからの姿
先の見えない業界と沈みがちではありますが、
彼らの発言にはその中で必死に歩もうとする姿勢を感じました。
みらいを創り上げるのは自身
いまにとどまらない
この言葉を改めて強く感じた時間。
彼らのこれからに注目です。
そして何よりも急な登板で
彼らの意見を引き出そうと汗をかいてい立場モデレーター
予定調和にならないように、シナリオにない展開
これからのみらい創りは
予定調和では実現できないことを肌で感じる時間でした。
式典にありがちな記念講演というメニューあえてしなかった実行委員会の方々
石川県の組合が100年以上も脈絡と繋がってきたのは、
いまにとどまらない
というDNAが受け継がれているから。
金沢の土地に来て、改めて経営の原点を感じた時間です。
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