私の師匠である国際後継者フォーラム二条彪さんの昨日のメルマガのタイトルが「遅刻の真理」。「セミナーでも講演会でも,必ず遅刻してくる方がいます。そして社内の会議でも,ミーティングでも,また仕事が終わった後の飲み会でも,いつも遅刻してくる人がいるものです。」この書き出しでスタートするメルマガ。こういう人たちの共通の心理の一つは,無意識に「迷惑をかけたい」と思っているとのこと。「迷惑をかけて,自分に関心を持ってほしい」「注目してほしい」「かまってほしい」そんな心理があるといいます。
もう一つが「自分は他の人と違う」という,優越意識。遅れていくことによって「俺はお前らとは違うんだ」と暗に知らしめようとする心理だといいます。
このメールを読んで思わず「あるある」とうなづいてしまいました。二条さんいわく、経営者にとって遅刻の癖は致命的だと。なぜなら,時間も守れないほど,決める力が弱いからだといいます。
私も人の事は言えません。反省!!のメルマガでした。実は私の知り合いの同業社長、組合で一緒に役員をやっていますが、集合の30分前に必ず現着しています。私の知る限りこの一年間、月二回の会合に一度も遅れた事がありません。
考えてみれば至極当たり前のことですが、実は多くの会合で見られるのは、平気で遅刻してくる姿。もっと失礼なのは会議中に椅子にもたれて堂々とメールをやっている姿。こんな姿を社員が会議中にしていたら社長は間違いなく雷を落とすはずです。それなのに平気でこうした行動をするトップを見る事があります。
時間を守る…至極当たり前のことをできない人が多いこと、そして社員には強制する姿勢が自身ではできていない人が多いことに気が付きます。
先の時間に厳しい社長、業界が厳しい状況にありながら確実に業績を伸ばしています。たったこれだけの事ですが、この「たった」をきちんとやれるから、社員にもきちんとやることが浸透し、結果として業績が上がるのでしょうね。
「当たり前のことをきちんとやること」社員に言いながら、その当たり前を自身がないがしろになっていないか。「遅刻の真理」ハッとする内容でした。社員にあれこれと指図している社長、実はそれって自身に向けてじゃないですか…(汗;)
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