認知症のワーキンググループという活動があります。
愛知県の呼びかけで自身も参加させていただいています。
先日各社の商品を持ち寄って
認知症当事者の方の意見を聞く機会がありました。
➡ 数種類のメロンパンや食パンを持参し
どのパンに手が伸びるか
➡ 簡易ベッドの組み立ての様子を実際に見ていただいた感想
➡ スポーツ用のジャージに使われているファスナーの形状
等々。
そこでいただいた意見は意外なものでした。
例えばメロンパンの包装については
😯 高級感という付加価値を訴求しても
結果は普段から馴染みのあるものに
簡易ベッドの組み立てでは
わかりやすくするために一枚の取説にしたことが
🙁 情報量が多く結局使いづらい
使いやすく工夫を加えたファスナーでも
😥 昔からある形状に少し改良した方が使いやすい
制作側が良かれと使いやすくした意図とは別に
以前から慣れ親しんだ方が使いやすい
という感想だったのです。
その後の提供者側が残っての感想では
認知症というくくりをしたものの
実際には高齢者の方でも同じこと…
😉 結局使い慣れたものが使いやすい
という結論でした。
普段作り手側やサービス提供者側は
お客様にとって、より使いやすいもの
という感覚で提供しようと試みます。
しかし意外にそれは外れることが多い 🙁
というのはその商材やサービスが
なぜ長く愛され使われている理由があるからです。
作り手側はその部分忘れがち
と改めて感じさせられました。
実は弊社はメディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)配慮の
オリジナルカレンダーをお見せしました。
➡ 色弱者が見づらく感じる祝日に色の配慮
➡ UDフォントで小さな字も読みやすく
➡ 予定も書きやすい空きスペース
長くマルワが提供しているカレンダーです。
我々だけでなく一般の人も使いやすい工夫だから
もっと宣伝しなきゃ… 🙂
なんとも嬉しい感想を当事者の方からもいただきました。
その後の企業さんへのMUDの講習も熱心に聞いていただきました。
大手企業の出席者からは
アドバイザー資格を取得します 😀
なんて嬉しいご意見まで。
詳しくはこちらまで…
https://www.media-ud.org/assay/
なかなか採用されないMUD 😥
先日のMUDフェアの感想でもありましたが
我々の広報不足は否めないようです。
売り手の理論云々だけではたりません。
必要なのはその商材の背景にある理念
まだまだ発信です。
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