人の痛みを知る監督の采配
日経新聞のスポーツ欄での悠々球論での権藤博さんの執筆です。
ここでは
セリーグ最下位の中日ドラゴンズの立浪監督
前評判とは違い2位につける広島カープ新井監督
二人の監督の違いについての論評でした。
ぶっちぎりの最下位 🙁 の中日の立浪監督は
インタビューで選手に反省を求める発言が多々あります。
一昨日の新聞での敗戦の弁にも
出ている選手が頑張らないと… 😡
こうした発言を僕も気になっていました。
選手起用の責任は監督にあるからです。
一方新井監督は入団当初からドラフト6位 😥
2000本安打を打つとは誰も思わず
FAで移籍した阪神では重圧で散々 😐
ミスをする辛さをよく知っている人
だからこそ
ダメでいい…そんな気持ちが滲み出ています。
名監督名選手にあらず
と言います。
🙁 球団経営が厳しい中で十分な資金を与えられない中での補強
それでも他球団からドラフトで獲得した選手は結果を出し
選手の才能を見極める目は評価がある…
同情する点はあるものの
今のところ立浪監督には名監督名選手にあらず
この表現が当てはまりそうです。
実は会社経営でも同じではないかと。
我々の業界では見える化と称して
制作に関わる数字を明確にする動きがあります。
お客様との交渉での金額が十分か否か。
営業にも跳ね返るこの見える化。
コスト意識、自身の能力を推し量るにはいいのですが
数字を追いかけるようにこの道具を使うことに違和感があります。
もちろん経営者ですからその点は押さえますが、
それが全てとは思いません。
昭和の時代であればノルマでガンガン攻めるのが普通
厳しい叱責も許されたはず
何せこの僕はかつては典型的な昭和型社長でしたから
でも今は違います。
➡ 働きやすい(ただこの言葉も誤解を生むのですが)
➡ やりがいの提供と本人の成長を後押しする環境
この実現に努力し見合った評価をする
これからのスタイルです。
仮に自分が上司から褒められることがなく
いつも反省を促されていたとしたらやる気は出ません。
中小企業にとってのこれからの時代は
やる気に火をつけることがマスト。
スポーツに限らず結果は全て社長が結果責任ですから。
ところで先の権藤さんはDeNAを優勝に導いた人
そして中日OB。
先の論評を雑音と受け止めるか
意見として真摯に受け止めるか…
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