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感謝して

今年の箱根駅伝は東洋大学が二年ぶりの総合優勝を飾りました。お正月と言えば箱根駅伝、正月の恒例の季節の風物詩となっています。
この東洋大学、三年前の初優勝の時には胴上げはなく部員全員が一礼しています。理由は出場直前の部員の不祥事。なんとか陸連の計らいで出場ができ、「感謝して走ろう」という合言葉で無欲で走ったおかげで勝ち取った優勝。結局、胴上げではなく選手裏方全員がコースに感謝の気持ちとして一礼したという事が当時話題になりました。
今年は昨年の21秒差で優勝を逃した悔しさをばねに、各選手が期待通りの走りで区間賞を相次いで記録しぶっちぎりの優勝。4年生最後の走りとなる「山の神」といわれる柏原君は、襷を受けとるときに涙が出たといいます。
それだけ駅伝というのは「つなぐ」という思いの強い競技であり、日本人としても共感を得やすいスポーツだと思います。
この駅伝を見ていると会社経営に似ているなと感じます。経営計画という期初の作戦を練っても、立案した通りに事が運ばないこともしばしば。駅伝で言えば順調に襷をつないでもどこで体調不良のようなアクシデントがあるかもしれません。
裏方を含めて気持ちがひとつになっても勝利を確実に得る保証はどこにもないのです。そしてもっと言えば最後まで襷をつないでいく事だけでも大変。経営であれば毎年毎年つないでいく事の難しさに似ています。そしてつなぐことに感謝する気持ちも忘れてはならないと…。
今年初めての出社です。明日からのスタートについていろいろと思いを巡らせ、経営という襷を社員全員でつなぐ為の今年の計画と予定を再度確認しています。
しかし計画も大切ですが、東洋大学の選手たちが大切にしていた「感謝して」という思いも今年は例年以上に大切にしたいと思っています。


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