食べログでのやらせが問題となっています。このニュースを耳にした時、「やっぱり」と思ったのは私だけではないのでは・・・。そもそも口コミというのはある程度情報操作ができると思うからです。
ネットがない時代、口コミをする仕事というのがありました。淡い記憶ですが、若い女性を繁華街で立たせて○○っていいよね・・・などと話をする事で話題を広げていくというものです。
当時としては目の付け所の面白いビジネスであったと思いますが、時間もかかりますし本当にいいものでないとなかなか広まりません。つまり表面上だけの見せかけではなかなか広まらなかったのです。
ところがネット上での自己発信は誰でも投稿できる反面、そのお店自身だって投稿もできます。私は出張の時にビジネスホテルを口コミで選んだ事があります。期待外れでがっかりした記憶があります。
こうした投稿は個人の良心に頼る部分があります。いわばモラルというものです。今回のようにそれをビジネスとしてしまう事を問題にしていますが、一方でその需要がある事も容易に察しがつきます。
私の知人は食事に行くと必ず写真を撮ってきちっと食べログに投稿をしています。そういった真面目に発信している人が大多数なだけに今回の一件は残念です。
情報がなにか軽くなってしまったような気がします。発信できるという利便性に目がいきがちですが、一方でこうした「作られた情報」が数多く存在することにもなりました。
ネット上の情報はすべてが本当と思ってはいけない…ある弁護士のコメントです。我々はその情報を生業としています。正しく情報を発信するお手伝いをする職務、責務がある事も一方で負う事となりました。印刷会社としての正しい情報管理し発信…これも我々が今後やらなくてはいけないのだと感じています。
それにしてもこうしたことがあると多くの販促や企業紹介にある「お客様の声」…これとて怪しいなって感じてしまいます。結局は情報を取捨選択していく目利き、そして自己責任なんですね。
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