自助具という言葉をご存知でしょうか。
心身機能、身体的な理由で
日常生活で不自由を感じている動作を
可能な限り
自分で行えるようにする補助具
のことを言います。
病気や加齢で障がいを抱える人たちの軽減を
目的とする福祉用具とは違います。
さて下の写真は自助具です。
牛乳パックの開け閉めに不自由な方
箸を持ちにくい人たち
片手しか使えない人用でも使える洗濯バサミ
これ全て自助具です。
愛知県主催の認知症の共創ワーキングで
ご一緒している参加者のお一人が
こうした関係のNPOに所属しており
見せていただいたものです。
というより先の商品はいただいたものです 😯
そのNPOが解散してしまい
こうした製品を先日処分してしまったそうです。
なんとか自分の力で生活をしたい人たちの為に
ヒアリングをして作った補助具
崇高な理念にも関わらず
事情が分かるほどお金を請求しづらくなると言います。
一方で生産するためにロットも必要。
となると説明となる大切な包装紙が
悲しいほど安っぽく伝わらない 🙁
こうしたNPOにはあるあるの話です。
SDGsの高まりを受けて
多様性をはじめ福祉にも関心が向くようになりました。
それでもいざお金…となると話が止まってしまいます。
情報保障のバリアフリーとして活動している
メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)
行政サービスとして不可欠なのは理解いただいています。
それでも最後は価格… 😥
入札の公平性???という訳の分からない理由です。
多様性、誰ひとり取り残さない
その理念をゴールとしたSDGs
先の自助具も
必要とされる方がいる限り
補助金や助成金でバックアップできないものでしょうか…。
と…行政のアクションを待つだけでなく
我々ができることをアクションする
それが本当のSDGsでありCSRの活動です。
小さな会社ができることは知れていますし
メッセージ性も力不足。それでもアクションします。
差し当たって先の自助具の話題も
私ができる細やかな発信です。
コメント