川柳と私の履歴書を書いて下さい。
先々週行われた日本グラフィックサービス工業会(JAGRA)の
全国大会である印刷文化展
参加者に事前に配られた課題。
●川柳を三句書いてください
●私の履歴所を書いてください
全国大会に出席で事前に宿題???
まじですかぁ 🙁
と訝りながら、書いて提出しました。
さてこれらの課題がどのような形になったか。
それがこれ。
一冊の本となりました。
さすが印刷産業の全国大会だけあり粋な計らいです。
さてこの課題、全員が提出したわけではありません。
必ず出してください
なんて書いてありません
。
実は前日視察した会社さんでは
この本が製本の真っ最中でした。
締め切りが決まってはいても
おそらくギリギリまで待っていたことがわかります。
この本を手にした人は
真っ先に自分の書いたものを目にすることになります。
目次があるわけでもないので
ページを巡って探すうちに
多くのページを目にすることに。
一方、この課題を提出しなった人は
おそらく出さなかったことに大きな後悔を感じたはずです 🙁
➡ 課題がこうして一冊の本になるサプライズ。
➡ 自分の書いたものが掲載されている本を手にする人
➡ 書かなかったことへの後悔する人
前書きにはこう書かれています。
アンケート的なものを一冊の本にするだけで
ユニークな一冊になる
なんとも面白い企画だなと。
本に関わる業界の企画らしい
書く人の思いを体現するために作ったこの企画
お客様の気持ちに寄り添い印刷物の素晴らしさを体感する
改めて奥の深い企画だと感じています。
このブログで度々自費出版のことを書いています。
弊社もささやかながら
自費出版のお手伝いをしています。
マルワは先代のころから文字ものにこだわってきました。
弊社の文字編集の組版はきれいだと評価をいただいています。
また全国的にも多数の自費出版アドバイザーを抱えています。
それだけに普段は制作側に立つ思いを伝えがち
改めて今回のこの粋な企画に触れて
出版で表現する思いを気づかされました。
書く人の思いに寄り添う
決して忘れてはいけません。
コメント