先日のパネルディスカッションは
独自の活動をしている3社の会社の世界観についてのやり取りでした。
そうした中でこんなやりとりがあったのです。
弊社は社員に毎月売上を開示しています。
それに対して開示など必要があるのか?
という突っ込みでした。
その会社は一部の幹部社員以外は
売り上げを全く知らないそうです。
売上=ノルマじゃないかと。
しかし弊社では目標立てをしても
ノルマという言葉は使っていません。
同じじゃないか
と言われそうですがわ僕の中では全く別物です。
羅針盤となる目標は必要
その数字を見ながら
➡ お客様にどんな手を打って喜んでいただくか
➡ 利益率を知ることで
コストダウンや付加価値を上げるものはないか
つまり会社全体の問題として捉えさせているからです。
実は、その会社を今回見学をさせていただきました。
どの社員さんも
仕事面白いです 😀
と言います。これには正直驚きました 😯
このモチベーションはいったいどこに?
おそらくですが自身の裁量に任せているからだと思います。
もちろんあくまで…です。
売上を開示したところで上がるわけでははない
やりがいは別のところにある
というご意見はその会社を見てうなずけます。
従ってそれを否定はしません。
その会社の独自の文化ですから。
禅問答のようなことを書きました。
この数字の開示一つとっても
その会社独自の文化があり
それを決めるのはトップである社長の考え方次第
➡ どんな方向性に会社を動かしていくのか
その為に
➡ 社員にはどの情報を開示し
➡ どれを権限以上するのか
弊社のチームワークや一体感という経営
これは自身が作り出す会社経営の世界観です。
実はSDGsや理念の浸透もこれとよく似ています。
これらは会社の未来を預かる人の考えで形は変わってきます
相談を受ける際に最初に担当者の方に聞くのは
実はこの部分を明確に社員の方に伝えているのか
これが曖昧だと、
結局出来上がる理念や教育が総花的になり
その会社独自の形にはなりません。
事例を丸ごと真似ても決してうまくいかないのは
トップの作る世界観が違うから。
その価値観を認識するために
いろんな人と会い、多くの会社を見ること
井の中の蛙にならないことです。
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