今日は成人式。成人式を迎える人は122万人、昨年から総人口の1%をきっており、少子化が顕著となっています。
今年は被災地での成人式にのぞむニュースが多くなりました。津波で地元を離れた人たちが成人式をきっかけに久々に再会し、喜びを分かち合う様子はいつもの成人式とは違うなと感じます。
地元に残る人たちがいる一方で地元を愛しながら職がなく、土地を離れる決意をした子も・・・。そんな新成人たちが自分たちの手作りで地元を忘れないためのスライドを作っている様子を見ると胸が痛みます。
「個」の時代と言われ、コミュニケーションの希薄さが指摘されますが、先の手作りでの式の光景を見ると、故郷を思い仲間をいとおしむ気持ちは今も変わらないと思います。
絆という言葉を震災以来よく耳にするようになりました。震災がきっかけですが、ネット社会がこの言葉をないがしろにしてきたように感じます。だからこそ節目であるこの成人の日は残したいと思います。
今から76年前に埼玉県蕨市が「成年式」として開かれたのが成人式のスタート。終戦直後の何もない時にせめてものお祝いとしいて始まったそうです。
残念ながら最近は「無礼講」と称して非常識な行動を目にする事も多くなりました。そろそろ行政主導ではない、若者の手にゆだねる時が来たように感じます。
こうした節目の日は大切に残したい一方、形を変えて行くことも必要です。それは企業のあり様に変化が求められるのと同じように・・・。
そして122万人の若者の未来を明るく導く務めが我々世代にあります。
コメント