世界的に今年は政治が大きく動く年と言われています。特にアメリカの大統領選挙は注目の的。オバマ大統領が再選できるかに注目が集まっています。
就任前の大きな期待に反し、経済政策などの効果が出ず、失業者の増加も相まって支持率もみるみる間に下がり、再選さえ危ういと言われています。
「Yes, we can.」このフレーズは世界的にも有名な言葉となり、国民も新たな国づくりへのスタートとして大きな期待を寄せただけにその反動が今回の再選苦戦につながっているのは周知の通り。
これはどこかの国の政権交代と非常によく似ています。期待が大きい分、失望も大きい、この事は何も政治に限らず日々の生活でもよく目にする事です。
期待するというのはそもそも自分の都合のいい方に向かう事をのぞむ訳ですから、その分裏切られれば失望感は大きいものとなります。
これと似た事を私は就活の学生に感じる事があります。「就職はゴールではない」とはよく言われるものの、それでも「これは!!」と思う企業に入りたいのは人として当然のこと。その期待が膨らむほど、希望通りの会社に入社後、今まで見えていなかった現実の厳しさと直面して折れてしまう事をよく聞きます。
就職というのは入社してからがスタート。今の学生の就職希望の様子を見ると、「有名で安定している会社」か「自分を伸ばしてくれる会社」どちらにしても「依存」する気持ちが見え隠れしています。
正月気分を冷めやらないうちに就職説明会が各地で行われています。今の学生は酷だなと思う一方で、主体性というか強さがないなと感じることもあります。
働く事は自ら動いて結果を出していくもの。期待は企業に対してするものではありません。期待は自ら作り出すもの…。そんな思いを持って就活をしてほしいと思っています。
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