先日お客様である方から
自費出版したのでと献本がありました。
➡ 写真をさりげなく入れて、カラー刷りの表紙。
➡ 本文は目に優しく読みやすい書籍用紙。
出版という名に恥ずかしくない仕上がりでした。
自分の思いを一冊の本に認めて
文中からもその想いが伝わってきます。
うーん、やはり紙媒体ならではの良さですねぇ 🙂
ただ一つだけ残念なことが。実はこれが重要なのです。
読みづらいのです。
決して文章表現を指しているのではありません。
少し大きめのサイズの書体を使い
高齢の方でも読みやすいも配慮。
それは伝わるのですが…
:cry:文字間が窮屈で周りの余白が狭く
レイアウトとしてはとても不自然なイメージです。
表紙のデザインをはじめ使われている素材も申し分ないのですが…
肝心の文字編集が素人感満載なのです。
でも奥付けには出版社の記載があり
お金を払って作ったのは間違いありません。
うーん、文字に携わるものとしては???
たかが文字、されど文字
🙁 皆さんも読みにくいなぁと感じる本と
😀 サクサク読めてしまう本を
経験されたことがあると思います。
サクサクと読めてしまうのは文脈もさることながら
文字の扱いにも工夫があるのです。
➡ 編集前に1ページに入る文字数を計算し
➡ そこから最適な余白を割り出し
➡ それから文字を入れ込む
活字の時代の編集手順です。
今はそんなことを気にしなくても
いきなり文字を打つことができてしまいます。
しかし一般の人が思っている以上に
文字間や行間の工夫は圧倒的に読みやすくなるのです。
日本の文字文化は縦組み
この縦組みを読みやすく編集できる人が
残念ですが少なくなりました。
マルワは先代の時代から長く文字にこだわってきました。
先日もこんなものが倉庫から出てきました。
活字の原器↓↓↓↓↓↓↓↓
活字の時代を知っている証拠です。
よくわからないけど読みやすい・・・
これがプロとしての印刷会社の仕事です。
せっかくの献本なのに残念な気持ちになりました。
活字は教育や文化伝承に欠かせない持続可能に不可欠な基盤。
弊社には自費出版アドバイザーがいます。
詳しくはこのリンクのHIME企画出版
弊社の出版部門です。
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