創注
印刷業界の2月に行われたイベントのタイトル
見ての通り注文を自ら創り出すという意味です。
印刷業界は請負産業です。
お客様が必要としないと仕事が発生しません。
商材やサービスをいかに使っていただくか
それを全てお客様が考えて
初めて印刷会社に発注があるのです。
しかし現実には印刷会社の提案は
➡設備投資をして特殊な〇〇ができる
➡ 短納期に対応できます
最悪なのは
➡ 他社よりこんなに安くできます。
ようはモノを売っています。
どんなにそれが便利で特殊なものであろうと
お客様が必要としない限りは使ってもらえません。
さて先日業界関係の雑誌の特集が
印刷創注
創注で成果を上げている企業の特集でした。
➡ 就労支援のために布へ印刷
➡ 転売を防ぐために転売防止技術を台本
➡ クリアトナーを使ってコピーを防ぐ偽装防止のチケットの提供
→ちなみに弊社もこれはできます 😉
紙面をにぎわしているのは
機械を入れればできるものばかり
しかし先の事例は全てその技術を使って
新たな販路を作った会社の事例です。
新たな販路・・・
創注というのは創注型製造の略
○○ができます…という売り手の視点ではなく
お客様が必要である場面を考えての提案
こういう視点での提案はコトになります。
環境配慮、メディア・ユニバーサルデザイン
弊社が発信しているSDGsに関する材料
これを
如何にコトづくりに使っていただけるか
日々引き出しを増やしています。
➡ 一年草のバナナの茎を原料とした
岐阜県産やザンビア産のバナナペーパー
➡ 回収した布のコットン繊維を配合した紙の
サーキュラーコットンペーパー
ただ単に使ってくださいではなく、
この紙をどの場面で効果的に使うか…
➡ 情報のバリアフリーであるメディア・ユニバーサルデザイン
どの場面で見易い配慮をすることが効果的か
そうした提案をして初めてお客様が使う意味があります。
これから大切なのは
創注できる引き出しをたくさん持つこと
この視点を持つことが
みらいを創り上げるSDGsの本来の生きた関わりです。
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