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守り

エアーk・・・全豪オープンでベスト8入りを果たした錦織圭さんのニックネームです。2007年に単身アメリカに渡った彼、このところ数々の大会で好成績をおさめています。そんな彼のプレースタイルが独特のジャンピングショット、これがエアーkと言われる所以です。
しかし、数々のけがに悩まされ、一時は世界ランキングを失っています。独特の攻めのテニスは無理がただり怪我との戦いでもあったようです。
そんな彼が行きついた戦い方が、守りのテニス。エアーkのような派手さはないですが、辛抱強くラリーを続けここぞという時に一気に攻める・・・そんな先方に変えることで彼のテニスが変わったと言います。
次なるステップに進むための彼が考えたプレースタイル、彼も言っていますが、地味に映るものの勝つための必要な戦術変更だったように感じます。
経営の視点で考えたら・・・。経営も攻めと守りがあります。一昔前は○○の戦略などと、攻めの戦略が多かったように感じますし、事実それが会社の業績としてアップする要因だったように感じます。
しかしこの攻めの経営は、市場が拡大する時には大きな効果を生みますが、今の時代のように縮小経済ではそぐわないようです。
それでは守りの経営とは何でしょう。あくまで私見ですが、自社の力を蓄える時ではないでしょうか。そしてその蓄えるひとつが教育だと思います。大企業は不況になると教育時間を拡大するといいます。統計でもリーマンショック後の大企業の教育費は上昇しています。
中小企業の私たちは、不況になると真っ先に教育費をカットしてしまいます。そこで大きな差がついてしまいます。こういう時期だからこそ「いま何が自社に大切か」「市場は何を求めているか」という視点で自社の力を蓄える時ではないかなと思っています。
スポーツと経営を一緒に論じるのは無理がありますが、錦織選手の躍進の秘密が「守り」というキーワードと知り、ふと感じた次第です


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