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気づき

昨日まで九州地方の印刷会社を視察してきました。今回の視察の目的は印刷事業のモデル化の作成です。印刷業界の多くが20人ぐらいまでの規模。そして地方ほど会議所や法人会、PTA といった地域に根差した活動をしている経営者が多いと言います。
一方、地域の情報を一番つかんでいるのも銀行と印刷会社だと言います。こうした地域を担う印刷会社がなくなっていくことが果たしていいのか、ということで経産省から助成金をいただき調査をしています。
需要減少に歯止めがかからないに地方でいかに利益を出していくか、そうした工夫を目の当たりに見ることができます。
名古屋と言えども大都市圏、まだまだ地方から見ればかなりの需要増が見込めるのは事実です。それだけに限られた商圏で数少ない仕事をいかに利益をあげていくかといった工夫を見ると、当社が恵まれていると感じました。
一方何処も同じだと感じたのは事業継承の問題です。事業継続には避けて通れない問題、お邪魔した経営者の方全てが口にしてみえたのが印象的でした。
「経営はゴールのない駅伝」同行した先輩経営者の言葉、確かにその通りだと思います。先代が脈々と繋ぎ続けた見えない襷。いままでのビジネスモデルがそのまま通用しない今後のこの印刷業界で、たとえいま順調にいっている企業であっても安閑としていられないことを感じます。
この調査はしばらく続きますが、たった三社に過ぎないものの、ビジネスモデルの方向性がうっすらと見えてきたように感じますし、継承という問題だけは全国共通だと言うことも理解できました。加えて先輩経営者との同行はとても良い気付きを与えてくれた時間です。
こうした気づきを持ち帰り会社に生かすのもトップである私の務め。今日は当社に関係者が来社いただく日、気づかない部分、そして見えなかった部分を指摘いただきます。今回は逆の立場、緊張の一日となりそうです(^^; 


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