おはようございます。「印刷の明るい未来」を自分なりにいつも考えている鳥原です。「自分なりに」とだいぶトーンが落ちてきました(^^;) 「明るい未来」といっても現実は厳しい、でもここでその言い回しを落としてしまったら…ということで頑張って明るい未来を試行錯誤しています。
当社は3台の印刷機があります。そのうちの2台は「オフセット印刷機」。そして一台は「デジタル印刷機」です。長くオフセット印刷機は印刷業界のスタンダードでした。高速で精細な印刷物を大量に印刷でき多くの印刷会社が導入しています。
当社の印刷機は菊判半裁と言われA2サイズがひと回りの大きさ(636×468㎜)の大きさの紙を通すことができます。皆さんが事務用で使っているカラープリンターのデジタル印刷機はA3サイズ(420×297㎜)ですのでその大きさが理解いただけると思います。
ただこれでも業界では中型機の大きさであり、大きいのは968×636㎜や1088×788㎜や輪転機という大きいトイレットペーパーみたいな紙を通すのは「軍艦」みたいに重厚長大なんです。
□印刷は「科学」なのです
過去に何度もブログで使ったこの言葉ですが、印刷は「紙厚」「紙の大きさ」そして「湿度」によって印刷する条件が変わります。そしてカラーの再現はマゼンダ(M)イエロー(Y)ブルー(B)ブラック(K)の網点の大小で再現されます。
網の大小が少し違うだけで紺色が赤っぽくなったり、青くなったりしてしまいます。とってもシビアな色再現なんです。だから「スイッチをポン」と押して印刷ができるほど甘くはありません。紙を印刷機に通すだけでかなりの熟練を必要とします。
□印刷の理屈を知って印刷をしています
印刷って一般の人が思っているほど簡単ではありません。だから「印刷技能士」という資格があります。一級が国家資格、そして2級は県の資格です。でも、知識だけでなく実技試験もあるので意外に難しいんです。というかそう簡単に合格できません。
当社は2名のオペレーターが1級と2級それぞれの資格を取得しています。そして会社見学では難しい印刷の理屈を実にわかりやすく説明してくれています。かつて来社いただいた製造業担当の行政の人が「こんなにわかりやすく説明してくれたのは初めて」とほめていただきました。
オフセット印刷は水と油の反発を利用します。ところでなぜ「オフセット」というか…知りたい方はぜひ来社ください。先の「印刷は科学だ」という言葉も理解いただけると思いますよ。
ちなみに今月の9日が会社見学当日です。「印刷現場を見たい!」という方、お待ちしています(^^)
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