おはようございます。釈迦に説法のように毎朝「印刷の明るい未来」と書いている鳥原です。私がこんなことを書いたところで未来が明るくなるわけじゃないんやですが、ただこう言っていないとますます沈んでしまいますので…。
沈まないように毎年のように新卒を入れる努力をしている当社。現実はこのところの売り手市場で、新卒採用は当社程度の規模ではなかなかきびしいと思っています。俗にいう「いい子」は大手企業に決まってしまいますので。
でもね、会社が未来永劫に続けていくためには「無理してでも」毎年新卒採用をしていく必要があると考えています。その理由は「新しい風をいれる」ため。要は社内の空気に「揺らぎ」を入れるため・・・今までそう書いてきました。
□企業の力を落とさないように
先日当社よりも規模の大きい企業の社長さんが新卒採用についてこんなことを言っていました。それは「すべての年代が同じような比率でいることが望ましい」と。そうすることでいつの時も同じような力やサービスを提供できるんだと。
人口統計によっては「逆ピラミッド」や「釣り鐘型」という構成を目にします。今の日本はまさに若年層が細っていく逆ピラミッドそのもの。労働人口の減少が懸念されています。
これは企業でも同じですよね。働き盛りが「今」だったとしたら、ピークを過ぎたとたんに会社として弱くなってしまいます。お分かりの通り、いつの時代も企業として力を出せるためにすべての年代で均等に人がいることが望ましいもの。
□先行投資は企業存続と発展にとって不可欠
人をたくさん入れれば固定費が上がってしまいます。雇用の調整弁として派遣社員や契約社員がいるのはこれが一番の大きな理由です。一方でこうした雇用の仕方って人を「モノ」として扱っているのではないかなって。
採用したからには責任があります。もちろん慈善事業ではないですから、試用期間中は会社も採用される社員も「真剣勝負」。しかし何とか結果を残せる環境づくりを会社が行い社員の一員になってほしいというのが正しい姿だと思うのです。
□成長している企業は人に対する考えが明確である。
実は先のこれらの言葉は同業他社の社長がお話をされていた言葉です。この地方でも着実に成長しているその裏側に、社長としての「人」に対するしっかりとした思いがあるんだと。あらためて教えられました。
「新しい風」といった感覚ではなく、企業とお客様が共に成長していくためにも「社員育成」は不可欠だとあらためて気づかされました。
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