おはようございます。「印刷業界の明るい未来」をいつも考えている鳥原です。このところ「工場見学」という言葉を行政や新聞などで見かけることが多くなりました。当社もこの3年ほど、会社見学に力を入れています。
今年も連休明けから連日来社いただき、その感想をフェイスブックなどのSNSで発信をしていただきました。発信いただいた皆様ありがとうございます。
必ず話題に上がるのが当社の社員の接客。現場仕事の彼らですが、立派に「接客」をしているのです。懇切丁寧にしかもわかりやすく説明し、日々進化する会社見学の質を支えているのが現場社員の活躍があってこそです。
□面接の積み重ねで今がある
「社員をどうやって育てているのですか」とよく聞かれます。特別なことはしてないですが、敢えて言うと社員との大切な情報の共有を図るために面接を半期に一度実施しています。新入社員や転職者は交換日記も・・・。
この会社にお世話になった翌年から始めかれこれ25年以上、四半世紀も続け延べで千人以上の回数を重ねている事になり、今では会社の方針をお互いに確認し、知恵をもらう大切な交流の時間となっています。
大企業のような手厚い福利厚生もなく恵まれた労働環境もないのが中小企業の実態です。一方で社員とトップの距離が近いのは逆にメリットじゃないかって。だってそのおかげでお互いの意思疎通を図りやすいですから。
面接をしながら勇気付けられたり、思ってもいない退職の話に遭遇したりと毎回一人一人と真剣勝負、毎度の事ながらしっかり体力は使います。
でもね、同じ面接の時間を使っていても社員がどんな思いで仕事をしているか垣間見ることができます。決して目立たないけど会社の事を俯瞰している人は話をしていても頼もしく感じます。そして、これからの会社のあるべき姿を提案してくれる社員もいます。
□「コミュニケーションをとる」という意識を持たないよう心がけています
「コミュニケーションをとる」そんな考え自体が「上から目線」じゃないかなって。あくまで彼らと共に歩む気持ちで耳を傾けるようにしていますので、前向きな考えやトライをしようとしている社員との時間はあっという間にすぎてしまいます。
たまには人生相談もあるんですけどね。そんなやり取りがあるのも中小企業の良さではないかと思います。注意して心がけているのは「語りすぎない」こと。だから事前質問を掲示するんです。
会社の考えや方針を伝えていくのもこの時間があるからこそ。これを手間と思っていたらやっても効果ないんじゃないかなって。社員との面談も大袈裟に言えば「愛を届ける」事だと思っています。
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