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察する

久々に耳にした「鳩山由紀夫氏」の名前。今度は何かと思いきや「辺野古以外を探す努力を」例の沖縄の基地問題です。この報道をきいて正直なところぶっ飛びました。この問題をややこしくしてしまったのはいったい誰なの??? と思わず突っ込みたくなってしまう返事です。
朝のある番組では「責任という発言の無責任」という言い方をしていました。本人は自身の問題で日米関係の悪化も否定したとか。その理由として首相退陣の際オバマ大統領から普天間で頑張ってくれたことの手書きの親書が届いたからだそうです。
内容は「あなたはあなたの言葉に忠実だった」という内容。これを大統領の「ねぎらいの言葉」と受け取ってしまうのですから、やはり「宇宙人」と言わざるを得ません。
個人的にはとってもいい方だそうです。ただ「良い方」イコール「できる方」ではありません。歴史上で「御公家様」という言葉が出てきますが、まさにこの世間ズレの感覚は御公家様ピッタリではないでしょうか。
国会議員を辞めると言いながらまだ続けていますし、こういった考え??(これを考えというのでしょうか…)を持った人に一つの国のトップにしてしまったことに我々国民は大きな反省をしなくてはなりません。
会社目線で考えると…後継社長が50歳、いやひょっとして60歳を迎えようとしているのに、相変わらず80近い、いやそれ以上の先代がいつまでも口出しをしているのとよく似ています。
もちろんこうした年を重ねた方でも立派な方はいますが、総じてある年齢に達した場合の定年制は本来決めるべきものだと思っています。いつまでも先代がしゃしゃり出ることで会社が活性化できないのと似ています。
「察する」という言葉があります。「他人を推し量って同情する、推し量る」事を言います。日本人は欧米から見ると「察する文化」に優れているといいます。経営に身を置くもの、上司となったもの、このすべてに必要な事はこの「察する」事です。
今回の鳩山氏の報道を見て、あらためて察する事がどれだけ必要かを痛感します。そして「人のふり見て…」という諺を思い出した次第です。


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