ハガキでキャッチ。
卒業生に送る暑中見舞いプロジェクト。
この四月に市内の卒業生に対して
教育委員会が送った暑中見舞いはがき。
はがきの文面は
😉 困ったらいつでも先生に相談にきてね
というメッセージ。
➡ まさかこんなハガキが届くとは思わなかった
➡ 卒業した学校に相談に言っても良いんだ
嬉し涙を流した生徒さんもいたそうです。
この試み名古屋市のお隣
愛知県豊明市の教育委員会が行ったそうです。
この試みをアウトリーチといいます。
手を伸ばすことを意味する英語から派生した言葉
福祉の分野で支援が必要にも拘らず
届いていない人に手を差し伸べることを言うそうです。
今の若い世代はスマホが慣れてしまっている世代。
手書きではないですが
ラインやメールと言ったデジタルツールではなく
ハガキというアナログに響いたとこと
業界関係者として嬉しいニュースでした。
印刷物の価値が年々落ちていると耳にします。
伝えるだけなら…報告だけなら…デジタルで十分
その論調を決して否定はしません。
一方今回のはがきも単に暑中見舞いの代わりなら
メールやラインで十分。
しかしアナログという紙媒体というところに
意味がある…と思うのです。
2030年のゴールに向かうことは
持続可能というキーワードで新たなことをやる
SDGsにはこんな誤解があります。
無理をするからウオッシュと言われます
しかし心のこもった温かなものは
こうしたハガキのような
以前からあるアナログ仕様のもの
ではないでしょうか。
➡ 決して効率を求めず
➡ 手間暇をかけて時間をかけて行う
➡ このプロセスに温かなものがある…
このニュースを見てあらためて感じました。
中小企業が実践できるSDGsは
決して奇をてらったものではありません。
こうした卒業生に対して
いつも見守っているよ…
そういったメッセージを届ける
とってもシンプルなものに似ているものです。
印刷に携わる者としては感じた今回のニュース
これからの印刷は
温かな心のこもったものに必要とされる
2030年に向かうキーワードが
隠されているのでは…
あらためて感じています。
コメント
人に自分の気持ちを伝えるには手書きによる紙媒体が1番ッ❗
その心意気、見習いマス☆彡