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カレンダー

気が付けば今年も残すところあとわずか。震災という大きな出来事があり、日本という国そのものに暗雲が垂れ込めた一年でした。
師走になると当業界では新年度のカレンダーをもってお客様に伺います。ご挨拶に伺うお客様の中には「今年はカレンダーが少なくなった…」というお話を聞くことがあります。
カレンダー業界がどういった状況にあるか定かではありませんが、少なくとも当社に限って言えば「月めくり」と称するカレンダーの受注に変化はありません。あえて言えばむ長年当社がお客様に届けていた日めくりを今年は作らなかったという事でしょうか。
この日めくり、以前は重宝されたのですが、昨今はなかなかお客様にかけていただくことが少なくなりました。またお客様によっては名入れの部分を切って使っているところもあり当社としても日めくりをお届けする意味合いが無くなった来たことも事実です。
そんな中で今年は月めくりを二種類作りました。一つは例年通りの月めくり、日柄や旧暦が入っている物で先代から続いています。デザインこそ以前と変わりましたが、旧暦まで掲載しているのは珍しくレアな内容という事もありお客様に重宝がられています。
そして今年は写真の愛知県立芸術大学の学生の作品で綴ったカレンダー。美人の日本語の著者でおなじみの山下景子さんのコピーと共につづられているカレンダーです。お客様に企画提案したところ採用され当社用のものもついでに制作しました。
たかがカレンダーですが、実際にこうして企画から考えて作ってみると数字だけしか目に行かないカレンダーのコンセプトの奥の深さを実感します。芸大生のカレンダーも一人一人の思いが入った絵、印刷の色ひとつも気遣い作品に対する思いもひとしおです。
街の本屋さんに出かけるとこの時期カレンダーが売られています。内容もいろいろと凝ったものが多く、金額もそこそこの値段です。つまり本当に欲しいものはお金を出してでも購入するというのがよくわかります。
対して通常の販促品としてのカレンダーは貰うという気持ちもあるのでしょうか、ありがたみが薄いのかなというのが私の偽らざる気持ちです。
モノの価値をよく言われます。こうしたカレンダーひとつとっても大切に思いがあることをお客様にいかに伝えるかというのが如何に大切かという事を今回あらたなカレンダーを制作して感じます。
我々印刷会社はおかげさまで販促品を気軽に作ることができます。ただ作るだけでなくその価値を伝えていく事がより大切だと感じます。いただくカレンダーが少なくなったのが事実だとしたら、その価値を伝えていしくのが我々の仕事ですね。
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