この会社に戻ったのは今から33年前。
当時はご覧の通りの平屋の社屋。
印刷機も一色の両面刷りもしくは二色機の兼用機
ベビーと言われる車でいうと5ナンバークラスの中型車程度
デザインも外注
文字もの編集というと聞こえはいいけど
書籍や会報のモノクロ。
言葉は悪いですが町工場…という表現がぴったりでした。
印刷機はとにかく高価で大きな場所も必要です。
後に社屋を三階建てにしたものの
当時30代と若く未来があったとしても…
現実的にはお金も
土地が限られているため大きな機械が入る訳ではありません。
おまけに既存の社員とそりが合わず
入社後5年間で17人いた社員が13人退職 😥
偉大なる素人集団になってしまう始末。
ハードで断トツ尖るのはとても勝てない… 😥
そしてそんな思いっきりはない… 🙁
さて自社の強みをどんな形で尖るか。
そこでトライしたのは印刷関連を中心として資格取得
社員と共に印刷やデザイン関係の資格取得をトライをしたのです。
実はこう見えても(どう見えても???)
印刷技能士2級取得者です。
ちゃんと当時はインキを練って実際に印刷機を操作し
印刷の出来栄えと学科試験を受けて取得しています。
ちなみに家人も…
愛知県内では女性第一号でした…。
でもちゃんと受けてます😊
そうした背景がスタートとなり
弊社は資格取得を奨励している会社です。
協力会社や下請け会社には
こうした技術的な資格取得をしている会社は多いのです。
しかし弊社のような小さな規模では
かなり珍しい…筈です。
当時し資格取得と同時に考えたのは
本業は決して手を抜かないということ
質の高い印刷とデザインを自前でできる小さな広告代理店
いまから20年ほど前、そんなことを考えていました。
現場がバックヤードにある・・・がコンセプトでした。
当時はまだ印刷需要は十分にあり
印刷業界はまだまだ元気な時代。
当たり前とはいえ、
一見遠回りのようなこの考えがあり
不況業種の中でもなんとかいまがある…と思っています。
SDGsだ、環境だ…なんて言っていても
本業がしっかりとして初めて説得力があるもの
理念で尖るには本業が根付くことがマストです。
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