中学校の教師が自らのフェースブックページにテストの採点の感想を書き込み、大問題となっています。この騒動私が以前勤めていた学校での出来事、もちろん当時と職員構成は違いますから当事者である職員も知りません。
ただこの中学校生の親世代は自分の教え子世代、先日同窓会をやったばかりですので、彼ら彼女たちはどんな思いで今回の騒動を見ているのかと感じます。
私的な感想ですか、少し前まで学校現場の先生がツイッターやフェースブックをやる人は少なかったように感じます。特に我々世代になるとかなりレアでっあたような…。
ところが今年に入って急速に広まりました。ソーシャルネットワークの映画の上映や3.11の震災でのツイッターの利用などが大きな要因だと思います。
IT化が進む前は情報を発信する側は絶対数としては少なく、圧倒的に受け取る側が多かったと思います。もっと言えば発信する側はそれ相当のリスクを想定して発信していたと思いますが、「誰でも発信者…」の今の状況は今回の様な事態を数多く起こす危険をはらんでいるなと感じます。
私も毎日のようにブログを書いています。このブログも実は掲載前に何度も読み返しています。そして過去には掲載してから取り下げたこともあります。それも最近特に気を使うようになりました。
それだけ情報というものに対してシビアに世間が見るようになってきたのだと感じています。そして一寸した心のゆるみが取り返しのつかない状況になる時代だと感じています。
今回の一件、要は表現の仕方が悪かったのだと思います。「平均点が下がって子どもたちが泣きわめく姿が見られる」という表現は言い回しを変えれば問題なかったのかもしれません。
こうしたソーシャルネットワーク上のトラブルはほとんどが表現の問題です。そういえばメールの表現でお客様とトラブルになった事ってありませんか。
情報を発信する立場はそれだけの責任があると思っています。こうして私も日々自分の意見をアップしていますが、自分が思う事はあくまで自身の感想として表現しないとまずいとあらためて感じます。
それにしてもこの先生、謝罪を込めて早朝清掃をすると記事には書かれていました。きっかけはどうであれ清掃はいいこと、ゆくゆくは生徒を巻き込んで続けたらどうでしょうか。間違いなく生徒指導の不要ないい学校になると思います。
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