先週土曜日のブログにあった南三陸防災庁舎。
いま道に囲まれているんですが、
実は元々はこうしたものではありません。
女性の職員の避難誘導のアナウンス放送のご記憶は
皆さんおありかと思います。
この建物を壊すか否かまだ結論は出ていないと言います。
とりあえず宮城県が管理し
10年後に保存か取り壊しかを決めるとか。
我々のような外部の人間は
😕 保存した方がと簡単に言います。
😥 でも被災関係者は壊してほしい
なんとも複雑な思いになります。
下の写真は記念公園。
奥の山の上には被災された方の名前が記載されていると言います。
一段下がった近くまで津波があり
奥に見える山の方まで到達したとか。
その距離およそ4㎞ 😯
この写真を見る限りは何もありませんが
かつては商店街でにぎわい
記念公園のところには地元のスーパーもあり
県内で一番売上を上げていたお店だそうです。
住宅は山の方に移動となり
海に近いところはお店か工場しか許可が下りないそうです。
道路も海抜10mの高さまでかさ上げされ
復興とはいえ全く別の街に…。
未だに行方不明の人も多いそうです。
家族を迎えに行くことで犠牲となった…
その関係者は今でも後悔を引きずっているとか。
SDGsは誰一人取り残さない
というキーワードです。
BCPの策定はまさに一人も残さないという
経営者としての責務
ではないか
そんなことを感じました。
自身の経営もさることながら
インフラに関わるために汗をかいている女将さん
こうして丁寧に当時の様子を案内している職員の方々
講演に伺った仙台の同業者の方は
皆さんが女将のことをご存知でした。
他人の為に汗をかく
なかなかできるものではありません。
コロナ禍であたふたしている我々が恥ずかしい
正直な気持ちです。
今回被災地での生の声を聞いて
我々の務めはこうした発信とBCPの啓発の大切さ
これで今回の南三陸のブログはひとまずお休みです。
SDGs…持続可能な開発目標
環境だけではありません。
誰ひとり取り残さない
BCPの重要性を伝える責務もSDGsです。
コメント