何かあったらどうする症候群
日経新聞のスポーツの力での見出しです。
元陸上選手の為末大さんがSNSで
この国は何かあったらどうする症候群にかかっている
と発信していたそうです。
この症候群とは
➡ 未来を予測してコントロールできることが基本
➡ したがってその逆算でしか物事を判断できない
➡ ところが予想外のことは必ず起こる
普通はそれをイノベーションというが
この国では予想外と表現している
というもの。
変化を恐れ安定と現状維持を無意識に優先している
ことが要因にあると言います。
例ではアメリカ大リーグのことを例にしていました。
➡ 故障を回避するために100球で投手は交代
➡ 主力選手も故障者リスト入りすることが多い
ところが守備では無謀とも思われるシフトをする
この背景にあるのがデータ分析や医学の進化。
エビデンスがしっかりとしていれば
無謀に見える事が無謀ではない
という証明です。
この割切りがこの国に欠けているのではないか
そんな論調で締めくくられていました。
これはビジネスでも同じだということ。
このところはなにかと炎上することが多く
SNS上でも無責任な発言が多数あり
社会問題化さえしています。
それを恐れるがあまり、
➡ リスクを取ってでもやるべきことが
自ら行動を制限して企業の挑戦を止めているのではないか
そんなことを感じています。
間違いないことを確認してスタートしても
それは当たり前の普通のものにしか進化しません。
安全を確認することが当たり前です。
それが優先してしまったら、
結果過去の延長上にあるものと何ら変わりはありません。
先日のブログ
やれることをまず考えてみる
みらいを創り上げるためのSDGsは
リスク優先から離れて思考を巡らせることです。
そのために後押しをするのは
リスクに対する経営者の覚悟。
やってみなはれ
サントリーの創業者である鳥井信治郎の口癖だそうですが
今こそこの言葉を実践する時です。
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