写真はCoCo壱番屋の創業者の宗次徳二さんご夫妻。お二人で創業したココイチはいまや日本全国だけでなく、海外にも店舗転換をしています。
引退後は宗次ホールを建設し、これからの音楽家の発表の場の提供と、クラシックを気軽に楽しんでもらう発信の場に努めています。また自ら「NPOイエローエンジェル」を設立しスポーツや芸術に力を注ぐ若者の支援をしています。
そのご夫妻が主催する布施明さんのディナーショーに出席させていただきました。ディナーショーは初体験!!にも関わらずなんと最前列。コンサートは何度も出かけていますが、最前列は未経験ですので驚くやら恐縮するやら。近くで交わされるオーナー夫妻との会話を聞くと、おそらく前列は社員のかたや普段から協力をいただいている方ではないかと思います。
こうしたディナーショーなどを主催する場合、取引先など気を使われる方が前列という場合が多いと思います。NPO主催という事もあるのでしょうか、日ごろお世話になっている社員や裏方の方たちを前列にお招きする気遣いはさすがだと思いました。
実は宗次さんはクラシックをもっと広める為に懇意にしている布施さんにぜひ歌って欲しいとお願いしたそうです。オーナーの思いを受けての歌唱。確かに聞きごたえのあるクラシックでした。
普段からお付き合いのある創業社長で成功された方の多くは、こうした社員への還元をはじめ社会や地域貢献をする方が多くいます。そして創業者として成功を収めた人ほどその傾向が強いと感じます。経営の究極の目的はお金でなく人様への貢献なんだという事を強く感じます。
会社の私の部屋には宗次さんの「経営の達人」という一言カレンダーが掲げられています。今日22日は「利益の1%は慈善事業に」という言葉です。社会のおかげで存在している企業が、わずかでも社会に還元するのは当然の義務だと…。
そんな思いでこのご夫婦は、今まで一生懸命に仕事をされてきたのだと感じます。ご夫妻の思いがいっぱい詰まった時間、空間がそこにはありました。同じ経営者として夫婦として常に頭に置いて目指したいと思っています。
ところで生で体験する布施明さんの歌唱力は鳥肌ものでした。長く一線で活躍するだけの「本物の歌唱力」、身長はさほど大きくないと思いますが、スポットライトを浴びる布施さんは実際よりもかなり大きく感じます。長く歌の世界で活躍をし続けるだけの「本物の力」がある方だと感じました。
本物の経営者と本物の歌手…本物というものに間近に触れる時を過ごしました。本物の経営者…私なりのスタイルで追い求めたいと思います。
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