おはようございます。今日から二日間会社を空ける鳥原です。こうして安心して会社を空けられるのも留守を守ってくれる社員さんのおかげです。きっと留守中も私あてにいろんな電話がかかってくるはず。窓口の社員さん、よろしくお願いします。
なぜこんなことを書くか…。実は先日ある「事件」があったからです。普段は「セールスだな」と思う電話もなるべく電話に出るようにしています。そして丁重にお断りをしている私。ところが危うく「オレオレ詐欺」に引っかかりそうになりました。
もちろん息子や孫と称した電話ではありません。
「工業新聞の特集の広告の校正ができましたので今からFAXさせていただきます」。
→「何の広告?」
「福祉関係のイベントへの広告です」
最近物忘れがひどいのでどうしてもそれが思い出せない。
「ところでいつそんな話ありました??」
→「先月お電話でご決済いただきました。何なら今からご説明に伺います。」
「契約書を交わした覚えはないけど」
→「電話で契約になることもあります」
「原稿はいつ送った?」
→「ですから今から校正を見ていただくために送ります」
お分かりの通りそもそも今からご説明に来るということは契約をしていないということ。そして何よりも広告契約は事前に契約書が送られてそれを送り返してからしか始まりません。
□敵はあれこれと考えてくる
「物忘れしました」って言うのは正直恥ずかしいもの。ましてや社長という実につまらない肩書がこうした「忘れました」ということにためらってしまう心理に付け込んだ今回の電話。いやぁ、危ない、危ない(汗)
「オレオレ詐欺」が社会問題化していますが、こうした人のプライドを逆手に取った電話もあるようです。広告料が3万円という少額も騙されやすい心理に付け込んでいるなと。敵ながらなかなかやるなと妙な感心をしてしまいました。
□オレオレ詐欺に騙される心理
ニュースなどで「オレオレ詐欺」の報道を見ると「なんで騙されるの?」と思いますが、実際にこうした電話に遭遇すると理屈ではないなんとも巧妙な手口で乗せられていることを実感します。だって電話の声だっていたってソフト。
人の弱みに付け込む今回の電話。おりしも熊本の地震もあり、こうした災害に付け込んだ詐欺まがいの電話があるかもしれません。世の中本当にうかうかしていられません。そしてこうした罠はそこら中に仕掛けられています。
皆様お気を付けくださいませ。ちなみに着信履歴を見ると「迷惑電話」に該当する番号でした。いやはや危ない…。
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