おはようございます。昨日は名古屋市立工芸高等学校グラフィックアーツ科の40名の高校生が来社。新一年生ということもあり、元気に礼儀正しい見学で私たちにとっても充実した一日でした。さて今日は今年入社した新入社員の高校生二人のお話をしようと思っています。
久しぶりに高卒者の採用をしました。大卒ばかりの採用でしたので、四年間という年齢差やバイト経験もない彼女たちにとって社会は当社が初めて。ということで受け入れ側の私たちもいつもとは違う雰囲気で4月を迎えました。
そんな彼女たちが先週当社の全社会議に初めて出席。そして司会の社員から「感想は」と聞かれて発言した内容にびっくりしてしまいました。とても高卒とは思えないしっかりとした内容で会議の感想から自身の考え、そして今後如何に役立っていくかをきちっと話をしたのです。
□我々が思っている以上に目標が明確な高校生たちがいる
高校の進路指導の先生に聞いたのですが、商業科などは優秀な
生徒は大学に進学する人たちよりも就職する生徒に多いといいます。大学でなんとなく生活するよりも早く社会に出て自身も明確に目的を持った生徒が多いと。
ふたりの高校生のハキハキとした話や態度と何よりも伝わってくるやる気という空気感が先輩社員にいい刺激を与えてくれているのではないかなと思っています。
「高校卒業だから」「社会のことを何も知らないから」と安易な先入観で我々は社員教育を「教える」という上から目線でとらえてはないでしょうか。今回のように彼女たちが大人も驚く話を聞くと刺激をもらい育てられているのは我々なのかもしれません。
「教えて導く」ことは確かに大切ですが、一方でそれが「全て」ではないような気がします。むしろそんなことにこだわって「先輩ズラ」をする方が成長していないなって思いませんか。
よく「共育」と書きます。企業の社員教育ってこの言葉があてはまるんじゃないかと。社会人になった新卒者から我々が忘れていた大切なもの「社会にお役に立つ」といういちばん基本の部分を教えてもらう機会だと思うのです。
彼女たちの話を聞き笑顔で元気な姿を拝見しているとむしろ我々先輩社会人が学ぶことが多いとあらためて感じます。ただいま研修の真っ最中ですが、来週から社内で働くこととなります。ぜひ来社の際は声をかけてください。めっちゃ、大きい声です!!
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