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プロって結局お客様側に立てるかということ

おはようございます。先日のブログで当社の印刷技能士は国家資格と県の資格をもっといますという話をしました。この資格労働省の筆記試験もありますからただ受ければ合格なんて甘いもんじゃありません。マジ「プロ」です。

この色の微妙な違い

この色の微妙な違い

といいながら今回はお客様から頂いたクレームの紹介です。写真のように「インデックスの色が違う」とお客様からお電話をいただいていましました。写真ではわかりづらいのですが、確かに「ビミョー」に違います。

通常グレーは黒の網点の大小で再現をします。ということは同じ網点であれば同じのグレーになるはずなのですが・・・。どうして??????

原因はこのグレーが青と赤と黄色の混合色だからです。ご存知の方もいるかもしれませんが印刷は青(シアン)+赤(マゼンダ)+黄(イエロー)でカラー再現となります。黒は「カチっ」と絵柄をするための「抑え」として使われています。

今回はお客様が作ったデータなのですが、なぜかグレーをこの3色の組み合わせで再現してしまったということ。ということはそのページに青が多かったり赤が多かったりすることでグレーの色合いが違うということです。

印刷はC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)が混じって黒になります

印刷はC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)が混じって黒になります

□それでも気を付けないといけないものがある

流石に私も「データのつくり方も原因だねぇ」と一言。ところが現場の責任者からは「インデックスは色が合っていて当然。今回はその部分に注意を払っていなかつた我々にも責任があります」と謝罪がありました。「ホーッ」と感じた私。そしてその回答に頼もしく感じた次第です。

「印刷を手に取る立場の人」の側に立つことって当たり前のようですが、多くの印刷物に触れていると、ついついその当たり前のことがないがしろになってしまいます。もちろん理論上無理なものはともかく回避できるものはきちんと対応しなくてはならないと思います。

□知識がかえって邪魔をしていないか

知識が豊富になると今回のようにミスと思われた場合ついつい知識を「言い訳」に使ってしまいます。でも「できるんでしょ」と聞くと意外に出来ることも多いのです。知識が弁解の道具に使っていたらそんな知識はかえって邪魔だと思うのです。

本当のプロって、ある意味「潔さ」ではないかと思います。

当社のプロは印刷についていつも「熱い」です。

当社のプロは印刷についていつも「熱い」です。


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