おはようございます。お祭りのような忙しさが潮を引くようにとはオーバーでも静かになってかえって不安な鳥原です。「忙しいなら暇ならどちらも心配」経営者というのは勝手なものです。
ところで「先が見えない」という言葉を最近よく耳にします。特に我々の業界は多くの報告書の冒頭にこの言葉が「念仏」のように使われています。当然私自身も同様の不安な気持ちを抱えている一人です。
社会人となって30年以上この仕事について20数年が経過しました。印刷も技術革新で30年の間に大きく変化しました。FAXで原稿をやり取りしていたのが、メールのやり取りが当たり前。特にお客様がデータを作るなんて考えもしませんでした。
また以前は新しい設備を投入すれば生産性が上がり、また他社との差別化になりましたので、しばらくそれで利益を出せました。しかし今は設備投資をしても利益をあげる事化できるのはごくわずか。すぐに陳腐化してしまいます。
□過去にはなかった「先が見えない」という感覚
かつてビジネスモデルは過去の延長上をたどればとりあえず「食っていける」という安心感がありました。しかし情報がグローバル化し技術を身に着けてもすぐに陳腐化。新たなマーケットを作ってもすぐに真似されてしまう、今はそんな時代だと思います。
だから立ち止まったらそこで「置いて行かれる」のだと思うのです。常に前を向いて新しいことを創造する「イノベーション」を起こし続けないとだめだと。そしてそれは会社も働く社員も同じだと思います。
□先が見えないから「なんでもできる」と考えると面白い
「先が見えるからこのレールを歩きなさい」と導いて果たして満足いくだろうか。絶対にそんなことはないでよすね。いつの時代も満足する状況は仮にあっても一瞬だと思います。
先日も尊敬する創業社長が「全部成功しようと思うから動けなくなる、成功なんてホンのひとにぎり。だからこんなに面白い時代はない。だって動いたもの勝ちだから」と。不況業界でタブーとしてきたことをどんどんと仕掛けて結果を出す方だけに説得力がありました。
「楽しく仕事ができる」そんな理想を現実にしたいと今年ほど思っていることはありません。今まで小さくまとまってきましたから・・・。「先が見えないから面白い」新たな期を迎え新たな仲間を迎えて風が入りあらためてそう感じています。
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