東日本大震災で聴覚障害者の2割が死亡したと言います。
2019年の台風19号では避難指示が聞こえず
自宅の目の前の濁流に気づいたのは
いつもと違った匂いだったという体験もあると言います。
➡ 無線や携帯メールが来ても聞き取れず
いろんな情報が届かず孤立
➡ 周囲との意思疎通に不安を感じ、避難を躊躇する人たちもいる
そんな状況だと言います。
気象庁の記者会見で
口元が見えるマスクを見たことがあると思います。
あれも聴覚障害者には口元が見えるので
記者会見の様子を届ける為にしていると聞きました。
隣で手話通訳をしていますが、
手話を理解できると人はなんと10人に一人とも言います。
命を守る情報を如何にして届けるか
解決に向けて音を振動に変える器具も開発が進んでいるそうです。
マルワでは情報のバリアフリーとして
メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)の取り組みをしています。
下記の愛知県のガイドラインの監修にも携わりました。
https://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/283070_1021830_misc.pdf
またMUD協会理事として災害時に役に立つ
避難所設営シールセットも扱っています。
https://happygoods.shop-pro.jp/?pid=152167475
色覚障害や弱視者、また知的障害者に対して
必要な情報を分かりやすく如何に届けるか
十数年に渡りそうした取り組みに力を入れています。
とはいえこうした聴覚障害まではカバーしきれていないのが実情です。
情報のバリアフリーと一言でいいますが、
受け取る人は千差万別。
こうした人たちに如何に届けていくか
一方で障害の方の専用ではなく
一般の健常者の人にも違和感のないように・・・。
これがユニバーサルデザインの考え方です。
実際にそうした障害を持つ方を当事者という呼び方をします。
当事者の方に直接状況聞くことは大切です。
健常者がいくら考えてもそこは机上の空論。
当事者でないと気付けないことはたくさんあるのです。
SDGs10 人や国の不平等をなくそう
SDGs11 住み続けられるまちづくりを
こうしたことに関わる配慮はこれから必須です。
SDGsに関わることに思い悩んでいる企業の皆様
MUDで2030年のゴールを目指してはいかがでしょうか。
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