世界の人口が70億人を今週初め突破しました。今世紀中には100億人を突破するそうです。私が小学生のころ世界の人口は30億人を突破したと記憶があります。
当時日本の人口は一億人、「一億人の○○テレビ」というCMのキャッチがあった事を覚えています。あれから半世紀弱で世界の人口は倍以上に、対して日本の人口は減少傾向です。
人口が増加と言いながら実は先進国は減少の一途、つまりこれからは発展途上国の人口が増えていくという事。という事で世界中が便利になる・・・と思いきや、実は発展途上国でも都市化が進むといいますから、益々世界的な格差が生まれていくようです。
この半世紀の間にSFものの映画には地球以外の惑星に移住したり、また戦争での核爆発によって人類が地下に居住を移したり、はたまたロボットが人並みの生活をしたり…そんなお題の映画が製作されたように思います。
いま上映中の「猿の惑星」が最初に初演されたのは1968年、今から40年以上も前の事ですが、その猿の惑星の最後の場面は自由の女神でした。その頃から人類がいつかは滅亡していくという筋書きだったように思います。
電気をはじめ動力の発達は生活を便利にします。そしてその便利さを最も享受するのが人。しかし先進の科学の恩恵を受けている人と、未だに電気もガスもない生活を受けている人にわかれているのは科学の発達の割にはなんとも割り切れない現象です。
人口が増えていく国と一方で人口減少で先々の課題を抱えている国。国という単位に分けてしまう事でこうした不公平感が出てしまうのだと思います。
ヨーロッパの金融不安は国と国との思惑が見え隠れします。一分間に150人もの人口が増加している地球。地球を外から見れば境界線がないのに、つまらない駆け引きが地球上で起こっているのを見ると、住みにくくなっているなと感じてしまいます。
地球をひとつの国として考えれば、こうした人口増加の対策のハードルが低くなる筈。その一つになる可能性が万に一ひとつあるとすれば地球に何か起こった時だけだと・・・。いやはやなんともSFぽくなってしまいました。
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