おはようございます。あわただしい繁忙期もあと一息。仕事上のやり取りでどうしても細かなミスが発生してしまいます。納期が限られる中で不幸に起こってしまった場合の対処も必要です。
先日も納品した販促用の文具の名入れの色が違っているとお客様から電話。それも使用する二日前。校正もその色で出していましたので営業担当者に落ち度はないと信じています。おそらく使用する部署からの苦情だと。
とはいえ、新たに文具を調達して名入れをして中一日で納品する・・・マッ、通常で言えば間に合いません。今回お願いした懇意にしている仕入先は文具業界では力があるのですが、流石に返事は「無理です」と一言(苦笑)
そこでどうしたか・・・。名入れした文字を溶剤で消して新たに名入れをして納めました。幸い溶剤で消しても支障がない材質でしたので。といっても元々剥がれないように名入れをされていますので簡単に消せるものではありません。
□結局マンパワー
社内は繁忙期真っ只中。ひとりとして余剰の社員はいません。それでもみんなが集まって一心不乱に一生懸命名入れを消してお馴染みのシルク印刷会社さんに納入。半日で名入れをしてその夜には再包装して納めることができました。
シルク印刷会社さんもなんと半日で仕上げてもらったのですが、こうした外部の協力もあって現状復帰をでき窓口となるお客様にも喜んで頂くことができました。
奇跡的に現状復帰ができたのは社員総出の協力と当社を支えてくださる協力会社のおかげだとあらためて感謝でした。
□日頃の関係性
「関係性」というとお客様ばかりをついつい考えてしまいます。しかしいい仕事をしていくためにも会社の思い、営業のフォローをしていこうとする社員、そして協力会社の関係性もきちんと作らないといけません。
ベクトルを合わせると言いますがそれを具現化していくのはこうして緊急事態に遭遇した時だと思います。平時の時には何もそんなことを考えなくてもいいですが、緊急になった時にどれだけ「心を一つ」にできるかだと思っています。
クレームはつきものというと不謹慎かも知れないですが、我々の仕事はそれこそ文字ひとつ違ってもクレームになってしまう仕事。それだけに緊急事態はどうしても避けられません。
企業がどうした方向に進んでいくのかを明示していくのが私の責務。その成果が具現化していくのが先の緊急事態だと思います。頼もしく感じた「みんなで現状復帰」の風景。ちなみにお金はもらえませんでしたァ。それでも「信頼」「結束」という目に見えない大切なものを掴んだ一日だなと思っています。
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