NOといえる日本
思わずこの本の名前を思い出しました。
1989年に日米貿易摩擦真っ只中、
当時のソニー会長の盛田昭夫さんと
政治家であった石原慎太郎さんの共同執筆のエッセイです。
当時は日本叩きが米国で勃発。
日本がとても元気な時代で、
この後バブルに向かってまっしぐらとなります。
さて、石原慎太郎さんが一昨日亡くなりました。
89歳というご高齢にも関わらず
亡くなる直前まで執筆をされていたそうです。
😡 国が動かないから東京都が買うんだと
尖閣諸島の購入をぶち上げたり
😡 総理大臣も赤ん坊もこれを吸ってるんだ
車業界の反発をもろともせず、
と粉塵をぶちまけてディーゼル規制に踏み切ったり
😡 基準を満たしているんだから問題ない
と東日本大震災での震災ゴミの受け入れを表明したり
記者会見で食ってかかったりする一方で
涙を流すなど
強引ではありましたが、人間味が溢れる人でした 😥
不思議と都の職員の間からは不満はなかったと言います。
あくまで個人的意見ですが、
総理大臣の姿を見たかったと思わせる政治家でもありました。
23歳で芥川賞を受賞し
昭和の大スター石原裕次郎を弟に持ち
良いところのお坊ちゃん・・・。
でも茶目っ気があり何とも嫌みのない人でした。
理念を伝えて集団を引っ張る際には賛否両論となりがちですが、
あいつが言うなら…
という言葉が出ればしめたもの。
そんな言葉が自然に出るのがこの人でした。
忖度をしながらも言いたいことをズバッという、
非常時のリーダー像はこれではないかと…。
そんなことを感じています。
さて、SDGsだCSRだ
ととかく理念の重要性が取りざたされます。
言葉がきれいなだけにきれいごとに聞こえがちですが、だからこそ
本音を出して伝え鼓舞させるのがリーダーの役目
だと感じています。
コロナ禍のまさに今は非常時。
きれいごとだから今の時代は大切にしたい…
鼓舞させるカリスマ性は自分には遠く及びませんが
社員をバックアップ…
その姿勢だけは持ち続けたいと感じます。
コメント
石原慎太郎元都知事は強引でワンマンな面がありヤしたが、統率力やカリスマ性に富んだ方でしたネ❗
今の日本に必要なのはこんなリーダーかもしれませんな💪