おはようございます。この時期見積依頼が当社に殺到します。もちろん「○○を作りたい」とか「□□の企画をしているので」という内容もありますが、もう一つは次年度に向かっての見積もりです。
この時期の見積もりには新たな年度を迎えるための「予算取り」もありますし、競争見積もりもあります。実は先日こんなことがありました。「まだ見積りが来ていないけど」というお叱りの電話です。
営業担当はちゃんと送っているのですが、一方的に確かめもせず、上から目線の口調。再度送ったところ違う担当者から「こちらにも行き違いがあったようですので」という連絡があったといいます。上から目線の人の部下のようです。
実はその相手、行政の外郭団体ですので金額競争が基本で手続き上複数の業者の見積もりが必要ということです。しかし2年ほど前に周年事業のイベント用に相談され多くの販促品やデザイン提案をして予算取りにも協力をしました。
結果は案の定他社に落札。おまけに当社の提案した仕様での見積もりですので、私どもはただ単に仕様書つくりのお手伝いをしただけとなってしまった格好です。
□関係性を大切にしたい
大切な税金を使うわけですから当然見積もり競争は必要です。ただ先の「数合わせ」の見積もり参加は今後御免だと思いますし、営業担当者にも「辞退しなさい」とはっきり伝えました。
困っているときに相談に乗るのは当然だと思いますし、極力そうしなさいと社員には伝えています。「お困りごとを解決していく」それが当社の姿勢です。しかし慈善事業ではありませんし、ましてや業者に対して温かみのない対応のお客様とのお付き合いは御免です。
□価格だけでない「マルワらしさ」を差別化にしたい
他社との差別化をしていくために最も必要なのは「マルワらしさ」。「マルワさんと関わっていきたい」こう書くとなにか高飛車に聞こえますが決してそうではありません。お互いに楽しく仕事をしたい関係でありたいと思っています。
「仕事に楽しく?」今は理想かもしれませんが、「仕事は厳しいもの」というとらえ方では「楽しく」という場面は来ないと思います。「楽しくありたい」から行動も言動も所作も楽しくなるのです。そしてそれが相手に伝わるから仕事が楽しくなるのだと思います。
自社の都合だけで相手を不快にさせてはいけないとあらためて今回のやり取りを見て感じました。「仕事を選ぶ」それは「お客様を選ぶ」に通じていくのだと感じます。トップとしてここはこだわりたいと思います。
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