道草のすすめ
昨日に引き続き新聞ネタです。
中日新聞は元旦から「道草のすすめ」と称して特集が組まれています。
「子どもの道くさ」という本があるそうです。
福岡県の僧侶水月昭道さんが子どもの登下校に付き添い
その様子や意義を綴った2006年に世に出した本。
1500部を印刷して終わったのですが、
旅行ライターの岡田悠さんが
Twitterで本の感想を呟いたことがブレーク。
なんと12万を超えるいいねが付き
古本市場で10万円以上は値が付く本に。
新聞文中では途中無駄なことは大事
というタイトルで特集された内容。
確かに週に複数回、塾に通う子が増え道草をする余裕がありません。
社会では効率だけを求めて
とかく無駄を敵視する風潮があります。
一方で経済が低成長となり社会がなんとなく疲弊。
何とかしようとうごめく閉塞感。
昨年から耳にするSDGsがきっかけで
多様性という言葉をよく聞かれるようになりました。
➡ 他人にとっては無駄でも
➡ 当人にとっては貴重な行動を認める風潮に
最近では小学校によっては
週に一度の道草をして帰る日を作っていると言います。
昨年マルワは繁忙期を除いて
ノー残業デーを確実に実施しました。
確実に…
言葉だけではなく絶対にやり切る決意で実施したノー残業デー。
➡ 早く帰る為にみんなで協力して
➡ そのためにやらなくてもいい事を効率ではない理由で見直して
社員の口からやりたいと実行をしてくれたノー残業デー。
同じ効率を求めるにしてもそうした理由ならOK。
道草
最近あまり聞かなくなりました。
それだけ子どもたちが忙しくなった証拠。
そして大人の世界もなんとも世知辛くなってしまったのでは。
持続可能な毎日を送るためには
目先の効率だけを追いかけていたらおそらく息切れをしてしまいます。
だって2030年にはまだ8年ありますから・・・
昨日のブログに書いた元旦の社説のほどほど
そして元旦から特集されている道草のすすめ
コロナ禍で世知辛くなった
昨年から決別するための新聞社なりのメッセージかも。
道草、ほどほど、
かつてマイナスをイメージする言葉が今年のキーワードかも。
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