おはようございます。就活がスタートする一方で新社会人スタートも間近。フレッシュマンの姿もボチボチと見掛けるようになりました。今日はこの四月で3年目を迎える営業担当の女子社員のお話です。
ようやくこのところ多くのお客様に声をかけていただけるようになりこの年度末は多くの新たな仕事も手がけていました。そんな中で先日うれしいことがありました。それは苦労して納品したある冊子が出来上がった時です。
この冊子、制作途中の校正のやり取りでとにかく大変細かな修正指示でした。設計関係の方が関わっている事もあり、文字の移動も数ミリ単位(涙)。正直なところ社内の制作担当者も根を上げる状況でした。
一度彼女が体調不良の際に、代わりに私がお邪魔したことがあります。あまりの細かな指示に「これは大変な仕事だなぁ」と思った私。正直なところ最後まで納品できるのか心配でした。
先週「できましたぁ」と満面の笑みで製品を持ってきた彼女。今までのどんな仕事よりも達成感があり私も自分のことのように「よかったぁ」と一言。制作にかかわった社員と喜びを分かち合いました。
□苦労した分だけ喜びも大きい
今さらですが、人の成長というのはこうしたことの繰り返しではないかなって感じています。ハードルが高いほどそれを超えた時の喜びも大きく、そこでひとつ人間は「気持ちの上」でも成長していくのではないかと。
実はこの仕事は金額が決まっていたのですが、お客様から「わがままと手間がかかった筈だから金額を上げていい」と言われたそうです。いまどき「上げていい」なんて話しは滅多に聞けません。そう相手に言ってもらえたのは担当者の真摯な姿勢ではないかなと感じます。
□私が心がけていること
こうした大きな壁に向かっている際に気をつけないといけないことがあります。それは「見守り」です。大変な仕事を任せていくのが成長と言っても、必ず我々はその様子を見ていなくてはなりません。もっと言えば「見ているから」というメッセージです。
「あたり前・・・」なんですが、意外にそれができていないのではないかなって思います。私のお客様で大好きな優秀な女性が退社すると聞きました。それを聞いた時に「なるほどなぁ」と思ってしまった私。表情が日に日に暗くなるサインが外部の私には分かったからです。
「一生懸命さ」って伝わると共に「疲弊している」のも伝わります。それを如何にキャッチしていくかが私たちの仕事。
売り出し中の彼女。成長していく姿を見ているのはとってもうれしいです。
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