震災瓦礫の受け入れの自治体がないそうです。ここ愛知県との豊田市も当初は受け入れ表明をしていましたが、結局再度の国の依頼で無回答となってしまいました。原因は住民の反対。がれきの放射能汚染が心配というのが理由です。
宮城県では11年分のがれき量といいます。本来であれば自治体単位での処分が原則ですが、今回の震災は未曽有の規模、国家的な震災として受け止めるのが筋だと思います。
…と誰もがこのことが当然と思っています。そしてそうしなければならないとも感じています。しかし、自分に関係してくると話は別というのが人としての悲しい性ですね。
今回のがれき、問題は放射能汚染への不安が原因。であればこうした不安を払拭するために「お墨付き」を付けることが必要ではないでしょうか。ただ原子力政策への批判が集中していますので、国だけでなく民間の第三者機関のお墨付きをつけて。
そしてその手続きを経たのちに、自治体の長のリーダーシップで決定していけばいいと思います。全員がOKという事はおそらくないでしょう。この議論に関わらず全員が納得することはありませんから。
いま議論になっているTPP、盛んに野党が総理を追及していますが、与野党逆転した立場だったらどうでしょうか。昨日の国会中継のやり取りを聞くと、どうもつまらない揚げ足取りにしか聞こえません。よく大局的に物事を見なさいと言いますが、枝葉の議論ばかりが先行しています。
今朝のブログは何かボヤキになってしまいました。後々振り返るとおそらくいま国が抱えている問題は、先々のターニングポイントになると思っています。その事を念頭に入れた発言、リーダーシップが今こそ求められると感じています。
企業ののトップとしても同じこと。国同様、企業も過去のビジネスモデルが通用しない時代となりました。節目での経営トップとして決断がいま必要だと強く感じています。
それにしても世界から見たら日本は小さな島国。自治体単位の議論をやめて国として考えることができないのでしょうか。やっぱり自分の近くにきたら…頭でわかっていても感情は別なのでしょうか。
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