おはようございます。あれこれと悩みの多い鳥原です。一方で「始まれば始まる」という言葉に妙に納得している鳥原でもあります。そんなことを感じたのはある女性の会の参加を聞いて・・・。
「中部地区協議会」と言うのがあります。中部6県の業界関係者の役員が集まって全国の理事会で決まったことを各県に下ろしていく大切な会です。年に二回開催され、業界の現状や施策にたいしていかに業界として対応していくかを意見交換も交えていく大切な会です。
先週の金曜日に開催されたこの会と同日に、ある企業が開催した「女性経営者の会合」がありました。私共の別会社HIME 企画の社長(私の家内ですが(^^;)も参加。そのやり取りを聞くことができました。
印刷業界では「女性活躍推進室」という組織を作っており、政府が掲げているのと同様に女性の活躍の場をより推し進めていこうとする動きをしています。ただ実態はその言葉が一人歩きしているなと言う実態です。
□現実は厳しい
・先代である親から突然会社を渡された。
・「見える化」を全国では推奨しているが、わが社はいまだに生産伝票は手書き。
・役所の仕事が減少し、設備も古いまま。どうやって更新していくか頭を悩ませている。
・先代から継承したものの、会社の数字は厳しく「押し付けられた」という感じ。
華やかな「女性推進」という言葉とは裏腹に実際の現場はきびしい状況です。
□厳しいと言いながらとにかく行動
印刷業界は20人以下が80%という業界。それだけに資金も人的資源にも限界のある多くの印刷会社は大変な状況に変わりはありません。一方でこうして県外から参加されている方の聞くと、ただ危機感だけでなく行動に移すバイタリティーは男女の差はないなぁと思います。
□ようは自社の姿勢ひとつ
先の地区協議会に参加できる企業は生の情報を直接聞くことができますが、こうした情報がなかなか浸透しないのは、そうした政策を活かせない状況が業界全体にまだまだ根強いのだと感じています。特に気持ちの上で。
「業界の体質が遅れているから」という言葉を聞きます。しかし「うちの業界は進んでいます!」なんて言葉を聞いたことはありませんよね。ようは進むか遅れるかなんていうのは自社の姿勢ひとつじゃないかと。
「女性活躍」という言葉もなんだかなぁと思う私ですが、あえてその言葉を受け入れるとしたら先の会に参加する女性の心意気。即行動が女性の思いっきりの良さ。まさに女性が活躍する女性の時代の到来です(^^)
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