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「あったらいいな」で考える

みらい創造

キングコングの西野亮廣さんが昨年上映した

えんとつ町のプペルがハロウィン限定で先日まで再上映されました。

 

観にいくことができない人のために

昨日からDVDとBlu-rayも用意されています。

 

さて、このDVDとBlu-rayのラインナップが面白い

通常のジャケットタイプと

LPジャケット仕様

ん?LPジャケット…

 

今時LPジャケットなんて…ですが

これには理由があります。

 

配信が主流となった今、果たして自宅に

DVDやBlu-rayのプレーヤーがどれだけあるか?

 

ここに目を付けてあえて飾れたり、LPならではの特典を付けたりした内容にしたというのです。

 

根底にあるのは

世間のニーズではなく自分のニーズ

ここに刺さりました。

 

実は同じことをかつて聞いたことがあります。

 

それはiPhoneです。

■価格comより

スティーブ・ジョブズは市場の声を聞いたわけではないそうです。

 

かつてソニーが世に出したウオークマン。

■nippon.comより

これは気軽に音楽を録音して持ち出したい

で出来上がったものです。

 

同じような理由がiPhone。

 

違うのは自分の好きな音楽を事前に録音したものではなく

いつでもどこでもすぐに聴きたい

これが誕生秘話だと聞いたことがあります。

 

お客様の声を聞く

と言いますが、お客様は本当に何が欲しいかは分からないと言います。

 

むしろ市場に出たものに対して

こんなものが欲しかった

という感想がお客様の求めていたものだと言います。

 

商品開発や練られたサービスを企画し

これは売れる!!

と世に出したものは意外に売れないと言います。

 

それは売れる=売りたいという意識だからです。

根底にあるのは過去の延長上の思考。

 

SDGsは2030年に誰ひとり取り残さない必要とされる会社の姿。

 

いまはとても実現しないけど、理想とする姿や形を目指した新たな世界

 

ということですでに顕在化したニーズからは生まれません

 

あったらいいな…

ある製薬会社のCMで耳にするキャッチコピー。

 

お客様は欲しいものは分からない

 

となると、自身の事業領域で

あったらいいな 😉 

という思考を持ってみたら…。

 

ちなみに先の再上映はなかなかできないそうです。

 

しかし、昨年の上映後にハロウィン企画としてすでに企画していた西野さん。

 

あったらいいな

今回の視点は彼独特のセンスだとしたら

やはり彼は天才かも。


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