日本経済新聞の一面に政治の危機という見出しで特集が組まれています。
今回の選挙は勝者なき選挙とも言われています。
与党は予想に反して議席を死守できたものの
党の役職者や大臣経験者が相次ぎ落選。
幹部に笑顔ではなく、ホッとした表情でした。
一方で深刻だったのは野党第一党。
候補を一本化して臨んだものの比例代表を大きく減らすことに。
結果、代表辞任に・・・
➡ 批判ばかりで対案がない
➡ 総花的な根拠のない政策
といった辛辣な論調の声。
たしかに
➡ 年収1000万円以下には所得税免除
➡ 時限的に消費税5%へ
など、素人でもわかる財源確保に疑問がつくような政策。
特に与野党に限らず気になったのは
国民にお金を配る安易な政策。
おそらくまたタンス預金に消えてしまうんじゃない?
と多くの人が感じています。
今回は与野党どちらにも風が吹かない
と言われました。
そんな中で議席を伸ばしたのは関西地区を中心とする党。
要因は地元の行政での実績。
たしかにコロナの思い切った手早い対応や
コロナ以前から進める行政改革などが評価されたようです。
夢のような政策を連呼したところで
国民はそれほど注目しないことを露呈した今回の選挙。
若いタレントを使い投票を呼び掛けたにも関わらず
😥 自分たちがわずか一票を投じたところで何も変わらない
今回も投票率が少ないのは政党選択に対するワクワク感や選択肢がないことにつきます。
示した成果が明確で現実的な政策内容だから
関西の党は票を伸ばせたんでしょうね。
野党がここまで伸び悩んだ裏には大切にすべき理念の変節です。
企業に置き換えれば会社が進む方向が180度変わることと同じです。
確かに時代と共に変わるために、柔軟な思考は必須ですが
目先に走ってしまう姿に映ってしまうと
お客様は逃げてしまします。
SDGsに関わる際に誤りがちなのは
関わるためだけの行動、活動になってしまうこと。
いわゆるウオッシュというやつです。
どうして支持されてきたかという会社の存在価値
そうした部分をしっかり認識した上で目指すゴールを設定することがマスト。
会社の理念を曲げてまで耳聞こえのいい内容は逆効果…
皮肉にも今回はそれを知る機会となりました。
もちろん政治だけに言えることではありません。
SDGsに関わることにのみ振り回され
理念の軸がぶれて企業経営の危機とならないように…ですね。
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