びっくりするようなガソリンの高騰
併せて多くの原材料の高騰で生活必需品への価格も一気に上がっています。
弊社も営業車のガソリンをはじめ材料関係が高騰しています。
このところ資材関係の営業社員が価格改定のお願いに来社されます。
ただ我々の業界に限って言えばその事情は石油高騰だけではありません。
深刻なのは印刷関係の需要の減少 😥
先日金曜日の折り込み広告が久しぶりに厚い!!
と思ったら中に針金綴じの冊子が入っていました 🙁
印刷需要減により生産拠点そのものが減少することへの価格高も要因です。
仮に安く材料を供給できても需要が少なければ価格競争が激化します。
いままでであれば原材料の価格上昇のお願いに対し
再度他社との見積もりをし直し、仕入れ価格や業者の見直し
をするところですが、
今回ばかりはそれもあまり大きな効果がないようです。
また材料もさることながら設備の更新も頭を痛めます。
特にオフセット印刷機の更新は頭を悩ますところ
大変高価な機械であり簡単に買い替えとはいきません。
弊社の中型機でもかなり高価です。
業界の買い替え需要の実態は機械台数を減らし
新たな一台を導入するという
実質には生産機を減らす需要が多いといいます。
そんな背景もあり、ある印刷機材メーカーではサブスクを始めました。
サブスクとはNetflix(ネットフリックス)などの定額制のこと。
高価な印刷機もこれなら買い替えができます。
とはいえ、材料や周辺機器も縛りが出ます。
稼働率が悪くても一定金額を支払いますから
かなりコストアップにつながる可能性があります。
そしてメーカーにもリスクが…。
いつでも解約されてしまう可能性があるからです。
細かな契約はもちろん当事者でないと分かりませんが、
それでも印刷機を使っていただくために考えたメーカーの知恵。
平時であったら絶対にこんなサービスは考えなかったはず 😯
➡ 印刷機は入れ替えたい…費用負担は押さえたい
とユーザーの経営者。
➡ 印刷機を使ってほしい…お客さんの心理的ハードルを下げる価格で
とメーカー。
まさにトレードオンの思考です。
時代の急激な変化は今までの常識を大きく覆すものになりました。
SDGsの目指すゴールはこんな形に近いのではないかと。
自分たちのビジネスモデルを見直す機会となるSDGs
先のメーカーとお客様の関係は新たなビジネスモデルを創り出す
パートナーシップ、SDGsそのものです。
SDGsのキーワードは思いっきりですね。
コメント
とおりすがりの主婦ですが、
サブスクとかシェア、マッチングなど、少し前まで聞き慣れなかった言葉が、気づいたら私の日常生活に深く入り込んでいます。もしかすると最近になってSDGsに向かい出した企業より先に、生活者の方が無意識のうちにサステナブル消費に向かっているよね。と感じる今日この頃です。
この5年間、SDGsを広める活動に集中されてきたマルワさんたちの思いは案外、企業より先に、私たちのような一生活者に届いていたのかもしれません。
メッセージありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。過分な言葉率直にうれしいです。確かに消費者の方の方が目線はシビアな気がします。それだけに今まで通りの会社の姿勢だけは、他に惑わされず大切にしたい…そう思います。