型をしっかり身につけていれば型を崩してもおかしなことにはならない
正確な言葉だったか分かりませんが
現中村勘九郎が父親である先代の中村勘九郎から
幼い頃の厳しい躾のことに対する感想です。
先代中村勘九郎はとにかく行儀や躾に厳しい人だったといいます。
食事をする際に左手がテーブルの下にあっただけで厳しく叱られ
家族で出かけて行った際も行儀には非常に厳しかったといいます。
当時の事を振り返った長男である中村勘九郎が冒頭の言葉として理解しているとか。
➡ 自由にして良いから
➡ 子供の自主性を重んじるから
子供の教育についてこんな言葉をよく聞きます。
自身がかつて教育現場に身を置いた時に厳しく指導したのは
➡ 人の話を聞くときの姿勢であったり
➡ 椅子を机に入れることであったり
➡ 机の中や机上の整理整頓
おそらく自身が受けた親からの影響が大きかったと思います。
しかし今となってはこの小さい頃の躾が役に立っていることを実感しています。
これは躾の世界だけではなく仕事の世界でも同じ。
➡ 基本をしっかりと手の内に入れてさえいれば
➡ 自分なりにアレンジをしたとしても
決して基本から逸脱することはありません。
関わる仕事の本質を理解さえすればおかしなことにはなりません。
今の時代はショートカットでそれに近いことができてしまいます。
もちろん全てが悪いことではないですが
手の内に入れる過程がないとその仕事の本質は理解できず
そこに心や魂は入っていません。
昨今何かと騒がしいSDGs
➡ 多くの企業がホイールのバッヂを身に付けたり
➡ 17のアイコンを多くの発信物に並べて宣言しています
しかし形だけの宣言では企業に対する信頼感は生まれないと思うのです。
表面だけの取り繕いは不思議なもので見破ってしまう
人の持つ感性というのはそれほど鋭いものですから。
日本伝統を守る歌舞伎の世界に生きるからこそ
我々一般人以上に所作をに対して厳しい日々の生活。
会社の仕事に共通するからこそ
勘九郎の話をしたことには説得があります。
コメント
そうですネェ❗
表面だけでは長続きしませんヨ⚠️
何事もまずは基本をしっかり学んでおくのが肝心でござるな☆彡