私は失敗したことがない。
ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。
トーマスエジソンの名言で有名です。
同じような言葉をドクター中松が言っています。
自分の発明はすべてうまくいった。
なぜなら成功するまでギブアップしないからだ
共通するのは成功と言われた人たちの言葉。
先日岐阜県美濃市の和紙の製造工場にお邪魔しました。
和紙と言えば日本で作られる手すきの紙を言います。
長い植物繊維を使うため破れにくいとか…。
しかし流通している洋紙とは違い日本古来の和紙は手漉き。
なかなか少ロットでは機械で漉いてくれるところはありません。
お邪魔したのは丸重製紙企業組合。
ここは小ロットでも特注の紙を漉いてもらえます。
普通の製紙工場では考えられないほどの小ロット。
オリジナルの透かしも少ロットでも対応してくれます。
このようにお客様が創ってみたい特注の紙づくりに挑戦するため
世界的なブランドメーカーからも発注があるそうです。
以前社員旅行で大手の製紙メーカーの工場にお邪魔したことがあります。
とてつもない幅のロールと
軍艦のような長さの圧倒されたのを覚えていますが
結局紙の製造の様子はよく分かりませんでした 😥
今回は丁寧な説明もありますが
機械がコンパクトなこともあり、間近で見学ができるので
手に取るように紙の製造が分かります。
ここではオリジナルの注文は自身の手で漉き
イケルと判断したら機械で生産するそうです。
その量は機械製造の常識での小ロットの10分の1以下。
驚くほど少ない量です。
しかしそこでできた紙は完全オリジナル。
最後の一社になるまで製造を続ける
と常務さん。
その表情には他社にはまねができない
小ロットに特化した和紙製造への手ごたえ
があるんだと感じました。
SDGsに関わる際に聞かれるのは
🙁 どうやれば成果が、売り上げが上がりますか…。
😥 残念ですが、近道はありません。
自社の強みを他社では真似ができないほどひたすら磨き続ける
たったこれだけです。
持続可能…この言葉には地道な継続が含まれています。
必要とされる会社は一朝一夕でできません。
最後の一社になるまで
この気持ちがいかに大切かを改めて実感した視察でした。
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