おはようございます。いつかのブログでかつて当社の社員が田舎に戻って地元の印刷会社で営業をしている話しを書きました。先日久々に来社し地方の会社の様子を聞かせていただきました。意外に都会と違って競争があまりなくいい仕事を持っているんです。
「羨ましいなぁ」と話をしたところ「いやいや、そうでもないんです」と彼。いくら「ジリ貧」と言っても、安定した売上げがいま現在あるため設備投資も滞ったまま。製造は今後外注することで将来は営業主体の経営にシフトしていくのが会社の方針だとか。
□守り主体の縮小では夢がない
これはその社員が発した言葉。「新しいことをやるには捨てなくてはならない」と言います。実際に多くの成功例や新たなビジネスチャンスを手にした事例の多くは「捨てた」から始まっています。でも実際に捨てるのってなかなか簡単にできるものではありません。
□売上が上がっているときはどうしてもそのビジネスモデルにすがりたい
自社の売り上げを支えてきた商材やサービスは収益をあげている間はどうしてもその売り上げに頼りたいのが人情です。「人は変わりたくない」が本音。
しかしその商材やサービスがいずれは衰退するとしたら。衰退していく商材やサービスにすがっているために改革や新たなチャレンジが遅くなったとしたら。実は後で振り返ると結果が見えていることに現実には目を背けていることが多いのでは。
□変化は体力がいるし勇気もいる
トップの役目はこの部分のジャッジ。経営は選択の連続と言います。数年先の状況を具現化して今の状態と比較していくと見えてくるものがあるのだと思うのです。
当社は先代の頃より文字を大切に扱ってきた企業。先代が築いた文字を大切にする精神は今でも脈々とDNA として会社の中に流れています。そのDNAを大切にして次なることを考えていくのが私の役割です。
□変わらなきゃ
実は今期の当社のスローガンは「変わらなきゃ」なんです。大切な商材をお客様に提供していくのは当然ですが、一方で次なるものへの準備をしなくてはなりません。それを指揮するのが私の仕事。
「変わらなきゃ」この言葉には自ら鼓舞させる思いを込めています。振り返ると結果として作ったものを壊してきた私。それで「今」があります。しかしいよいよ「捨てなくちゃ」そして「変わらなきゃ」(^^)v その向こうに間違いなく「夢」が控えているはずですから。
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